ふわふわ、もふもふとしたキャラクターが、ゆるっとした姿を見せることが魅力のアニメ『ちいかわ』。フジテレビ・朝の情報番組『めざましテレビ』内で毎週・火曜日と金曜日に放送されている。
アニメ放送後には、
《ちいかわアニメ見てたら、こんな風に暮らしたいな…って思ってしまって》
《ちいかわのアニメをちょっとだけ見たんだけど、可愛すぎんか…》
といった声がX(旧ツイッター)には寄せられ、多くの視聴者に愛されていることが分かる。
原作はイラストレーターで漫画家のナガノさんが手がけ、X上で更新。小動物たちの日常を描くこの漫画は今、大人気。2021年に講談社から単行本が出版されるや電子版も含め現在、100万部を突破しているのである。
「キャラクター一人、一人がキャラ立ちしているうえに、ナガノさんが作中で使う独特の擬音語が可愛らしくて、『ちいかわ』のイメージにピッタリ。グッズが次々に販売されるのも収集欲を刺激されます」(ちいかわファンの30代女性)
ナガノさんが描く作品の魅力はどこにあるのか。トレンドアナリストの太田まき子氏によると、
「ナガノさんは耳が丸く白い『自分ツッコミくま』を描いたことで知られています。『自分ツッコミくま』はLINEスタンプにもなり、“かわいい”と人気を博しました。以来、X上に掲載される漫画が注目を集める気鋭のクリエイターなのです」
そんなナガノさんが、2020年よりX上で描き続けているのが『ちいかわ』だ。作者のアカウントに登場した当時は「こういう風になってくらしたい」という説明とともに掲載されていた。
くらしたい pic.twitter.com/MiBNTrP8sA
— ナガノ (@ngntrtr) May 1, 2017