■SixTONES『ミュージックソン』降板のワケ

 旧ジャニーズとの蜜月、着服問題からのスポンサー離れの懸念など、問題が噴出している『24時間テレビ』。来年以降の放送はなくなってしまうのだろうか。

「来年の放送を休止するということはあり得ないでしょう。『24時間テレビ』は社を挙げた最大のイベント番組であり、“『24時間テレビ』があるからこそ日テレは1つにまとまることができる”、とまで言われる存在ですからね。

 ただ、旧ジャニーズとは手を切ることになるはずです。ニッポン放送の年末24時間特番『ラジオ・チャリティ・ミュージックソン』からSixTONESが降板するのと同じことが起きる、と業界関係者の間では言われています」(前出の制作会社関係者)

 SixTONESが3年連続で務めてきた『ミュージックソン』(12月24日放送)のメインパーソナリティーを、今年は乃木坂46久保史緒里(22)が務めることが11月4日に明らかになった。

※画像は『ラジオ・チャリティ・ミュージックソン』の公式X(ツイッター)『@rcm1242』より

■キスマイ→SixTONES→なにわ男子の“継承”実現せず

『ミュージックソン』のメインパーソナリティーは、2018~19年は『オールナイトニッポンPremium』に出演していたKis-My-Ft2が単独で担当。2020年は『同サタデースペシャル』に出演するSixTONESと2グループが共同で担当。2021年と2022年はSixTONESが単独で担当していた。

「『ミュージックソン』のメインパーソナリティーはニッポン放送で番組を持つタレントが担当してきたこともあり、たしかに乃木坂の久保さんの起用は順当です。しかし、旧ジャニーズ事務所所属タレントならなにわ男子も『なにわ男子の初心ラジ!』が放送中で、過去には『オールナイトニッポンPremium』にも出演しています。

 キスマイからSixTONESへ、そしてSixTONESからなにわ男子に“継承”という流れがあったんですが、今年は久保さんが担当。ジャニー氏の問題の影響があったのは間違いないでしょう」(前同)

 48年の歴史を持つ『ミュージックソン』は24時間生放送のチャリティー番組だ。

「チャリティー番組は通常の番組よりもメインパーソナリティーのイメージを気にしなくてはいけない。そんな中、多くの企業が旧ジャニーズタレントとの広告契約を見直している。タレントは悪くないとはいえ、今の状況では“適していない”ということですよね。

 そして『ミュージックソン』からSixTONESが降板し、なにわ男子が起用されなかったことで、来年の『24時間テレビ』のメインパーソナリティーにも旧ジャニーズタレントが起用されることはなくなったと関係者の間ではもっぱらです。チャリティー番組に旧ジャニーズタレントというのは現時点ではあり得ないわけです」(同)