■最強コア視聴率番組『イッテQ!』を猛追

 前出の制作会社関係者が続ける。

「何かと話題性抜群の『鬼レンチャン』ですが、華原さんが言うように挑戦者はスタジオの千鳥とかまいたちにイジられまくるんです。

 それがとにかく面白くて、番組の最大の売りでもあるのですが、歌手ではなく芸人レベルでイジられてしまうということで、華原さんは『鬼レンチャン』からの卒業を決めたのではないでしょうか。華原さんに限らず、本当に嫌がっている出演者もけっこういるそうですよ」

 7月22日と23日に放送され、千鳥、かまいたち、ダイアンがMCを務めた『FNS27時間テレビ』(フジテレビ系)でも「鬼レンチャン歌謡祭」はメイン企画の1つに採用されていた。

※画像は『FNS27時間テレビ』の公式X(ツイッター)『@fns27htv_fns』より

「『鬼レンチャン』は、今やフジテレビを代表するバラエティ番組なんです。フジはドラマもバラエティも視聴率が深刻低迷。13~49歳のコア視聴率も振るっていませんし、テレビ関係者の間では“フジはもう死んでいる”とまで言われるほど。

 そんな中にあって唯一レベルで奮闘しているのが『鬼レンチャン』で、コア視聴率でトップをひた走る日本テレビとも渡り合えているんです。11月26日の『鬼レンチャン』のコア視聴率は5.3%(すべてビデオリサーチ調べ、関東地区)で、同時間帯トップでしたからね」(前同)

 同日、日本テレビでは『誰も知らない明石家さんま 第9弾』が19時から3時間にわたって放送されコア視聴率は3.8%、TBSでは『バナナマンのせっかくグルメ!!』の2時間SPが19時から放送されコア4.7%、21時からドラマ『下剋上球児』が放送されコア3.5%だったという。

「『鬼レンチャン』は、王者・日テレも、TBSの人気番組『せっかくグルメ』と日曜劇場ドラマも打倒しているんです。1週間の全局全番組のうち最も高いコア視聴率を取る『世界の果てまでイッテQ!』(日本テレビ系)とも張り合えるほどで、11月19日の『イッテQ!』は7.6%、『鬼レンチャン』は5.0%と迫っています。

 加えて、『27時間テレビ』でもMC以上の活躍を見せたほいけんたさん(58)のように『鬼レンチャン』からブレイクを果たす人も多いですよね」(同)