2020年末に活動休止してから、芸能界に復帰する気配を全く見せない大野智(43)。これまでも多くの理由から復帰は望み薄と報じられてきたが、旧ジャニーズ事務所(現『SMILE-UP.』)では、大野の「完全引退」が近づきそうな、新たな出来事が起きていたようだ――。

 民放キー局関係者は話す。

「旧ジャニーズ事務所は創業者・ジャニー喜多川氏(享年87)の加害問題で藤島ジュリー景子氏が失脚し、新社長に東山紀之さん(57)が就任しました。東山さんは年内での芸能活動引退を発表していて、11月27日には主演舞台『チョコレートドーナツ』の千秋楽公演が終了。残っているのは12月下旬に東京・大阪で開催するディナーショーのみになりましたが、実は1つ、消滅していた“ラスト活動”があった、と聞こえてきています」

 東山が芸能界を引退する前にやりたかったこと。それは――。

「東山さん、錦織一清さん(58)、植草克秀さん(57)による、少年隊の復活です。少年隊は1985年に『仮面舞踏会』で正式にデビューしてから圧倒的な人気を誇っていて、嵐の大野さんにとっても憧れの存在でした。

 しかし、2008年8月のミュージカル『PLAYZONE』を最後にグループ活動を休止し、再開しないまま、2020年12月末に錦織さんと植草さんが事務所から退所しましたよね」(前同)

 錦織と植草が退所する際、旧ジャニーズ事務所は「功績と少年隊そのものは残したいというメンバーの意向を尊重し、これからも所属グループとしてその名を残すことといたしました」と発表。「少年隊」の屋号は残したが、「グループとして活動の予定はない」とも明言。デビュー35周年の2020年12月12日にベストアルバムは発売されたが、活動休止状態は続いた。

※画像は植草克秀の公式インスタグラム『@katsuhideuekusa』より。眼鏡の男性が錦織で、もう1人が植草。

「実は東山さんは、芸能活動を引退する前、最後に少年隊を復活させようと錦織さんに声をかけたといいます。しかし、錦織さんは“いや、もういいだろう”と首を縦に振らず、少年隊の復活話は消滅してしまったと……。

 ファンにとっては、残念過ぎる話ですが、やはりこの背景には、東山さんと錦織さん、植草さんとの間に存在した確執が影響しているのでは、と言われていますね」(同)

 2020年9月の『文春オンライン』では、植草が90年代半ば頃、周囲に「僕とニシキ(錦織)は月給30万円で働いているんです。ヒガシ(東山)とは待遇が違いすぎて」と漏らしていたと報じられている。