■大野は錦織を尊敬していた
同じく2020年9月発売の『FRIDAY』(講談社)では、錦織は舞台演出、植草も俳優の仕事をこなしていたものの、2人の月収は50万円にも満たなかったといい、離婚して10万円程度の養育費を支払う必要がある植草の生活は、カツカツだったと伝えていた。
「対する東山さんは、2020年時点で年収3億円だったと言われています。東山さんは少年時代、街で見かけたジャニー氏が直々に声をかけてスカウトした、というエピソードや、メリー喜多川氏(享年93)からの寵愛を受け、娘で前社長のジュリー氏と結婚させようとしていたという報道もあったりと、“創業家”の寵愛を特に受けていたことが、圧倒的な好待遇の理由でしょうね」(ワイドショー関係者)
退所後、錦織は舞台や音楽活動をメインにのびのびと活動している。今年は2月に自作の舞台『サラリーマンナイトフィーバー』を主催・制作。音楽活動ではパパイヤ鈴木(57)とユニットを組んで「Funky Diamond18」を始動。7月12日にミニアルバム『PRIMEMAX』を発売し、全国4都市・5公演でライブツアー『PRIMEMAX』も行なっている。
怒涛の如く、大阪公演も終わりました。
— 錦織一清 vintage (@kazz_nishikiori) July 17, 2023
最後に一緒に歌ってくださったりで、ありがとうございました。
名古屋、大阪の皆様から頂いたパワーで、来月は東京、福岡です! pic.twitter.com/btMx0ZIUkI
なお、錦織はジャニー氏の加害問題に対して、
「お許しいただけるのなら、もらった良いものだけは継いでいきたい。僕はやれることがこれしかないので。でも理解してもらうために時間がかかることは分かっている」
と、10月31日の舞台『蒲田行進曲完結編・銀ちゃんが逝く』のゲネプロ前挨拶にてコメントしている。
「フリーランスとなって好きな仕事もできているし、収入もかなり増えたそうです。それでも、東山さんとの確執は埋まらなかったのかもしれませんね……。
そして、錦織さんはジャニー氏が“僕の最高傑作”と評するほどのダンスパフォーマンスの実力者で、少年隊の中心人物でした。後輩にも優しく、中居正広さん(52)など、旧ジャニーズタレントで錦織さんを慕う人は非常に多かった。旧ジャニーズ事務所の副社長を2022年10月に辞め、今年3月にエンターテインメント会社『TOBE』を立ち上げた滝沢秀明氏(41)は、現在も錦織さんに仕事の相談をしているといいます。
そして、件の大野さんも、錦織さんや少年隊を憧れの存在だとよく話していたんですよね……」(前出のワイドショー関係者)
20年10月の『女性自身』(光文社)では、大野が昔から少年隊を尊敬しており、特にダンスと演技が達者な錦織に強く憧れていたと伝えている。また、錦織に尊敬の念を抱くようになったのはジャニーズJr.(現『ジュニア』)時代からで、大野がジャズダンスを熱心に練習するようになったのも、錦織のパフォーマンスの影響だという。
「もともと大野さんは、芸能界から完全に引退するつもりだった。それを事務所やメンバーが説得して活動休止に落ち着いた経緯があります。
憧れの錦織さんが2020年末に退所した時点で、事務所に残る理由が1つなくなった、という声もありましたが、さらに東山さんが引退するわけで、そして、少年隊の復活も立ち消えになった。東山さんが引退するわけですから、もう二度と少年隊が稼働することはないわけで、大野さんはますます芸能活動を続けるモチベーションを失ったとも言えそうです……」(前同)