■「ジャニーさんに謝る機会を木村くんが作ってくれて」草なぎ剛が語った言葉
2016年1月18日、草なぎは生放送で、
《みなさんの言葉で気づいたこともたくさんありました。本当に感謝してます。今回、ジャニー(喜多川)さんに謝る機会を木村くんが作ってくれて、いま僕らはここに立ててます。5人でここに集まれたこと、安心しています》
と語った。
「草なぎさんが状況を受け止めてくれ、自らが犠牲になってメリー氏が指示した言葉を語ったということですよね。しかし、これで4人と木村さんの考えが相反していることが明らかになってしまったんです。
鈴木さんは小説で、木村さんだけが悪者だったと書いたわけではない。その日に起きた真実を小説として書いただけ。ただ、番組の構成の中心にいた鈴木さんが当時の内幕を書いたことで、あらためてSMAP解散騒動、あの日の公開処刑に注目が集まってしまいました」(前出のワイドショー関係者)
当時、解散騒動を招いたと見られた木村、妻で歌手の工藤静香(53)には批判が殺到。2016年当時に『FRIDAY』(講談社)の直撃取材に対し、工藤が「裏切り者だなんて……誰かが裏で仕組んでるのかなって思っちゃう」「どうして私たちが“裏切り者”呼ばわりされなきゃならないの!」と、記者の前で言い放ったことも話題を呼んだ。
■鈴木おさむ氏は24年3月をもって放送作家業&脚本業から引退
前出の芸能プロ関係者は言う。
「鈴木さんは“多くの関係性”が切れることを覚悟で、あの小説を出したのでしょう。ただ、鈴木さんとしても当時のことを何かしらの形で世に出さないと前に進めない、という葛藤があったのではないでしょうか」
鈴木氏は10月12日、自身のSNSを更新して2024年3月31日をもって放送作家業と脚本業から退くことを発表した。
「『20160118』を書こうと思った時点で引退を決意していたのかもしれません。ただ、木村さんにしてみれば、“墓場まで持っていってくれよ”といったところだったのではと。『スマスマ』の“公開処刑”から数年、木村さんは猛バッシングを受けましたが、今、その裏側まで表に出す必要はなかったのではと感じているのでは、ということです。
SMAP解散から間もなく7年。中居さんと香取さんが4月に『まつもtoなかい』(フジテレビ系)で共演を果たしたほか、ジャニー喜多川氏(享年87)の加害問題を受け、旧ジャニーズ事務所は解体。タレントはエージェント制へと移行することもあり、5人の再集結にも期待が高まりますが、『スマスマ』の中心にいた鈴木さん、SMAPの中心にいた木村さんの距離が離れているとなると、それも難しいのかもしれませんよね……」(前同)
日本芸能史の“ナンバーワンでオンリーワンの国民的グループ”と称されるSMAP。5人の再集結は、もう叶わないのだろうか――。