■『VIVANT』の続編を前に日曜劇場でニノが活躍へ

 前出の制作会社関係者は言う。

「確かにノコルは、電話出演だけでも成立するような立ち位置に収まりました。しかし、役所さんはインタビューだけでなく、プライベートでも二宮さんを“本当に素晴らしい”と大絶賛しているといいます。ですので、役所さんが『VIVANT2(仮)』に出演するとなった場合は、二宮さんが登場しないことを、役所さんは良しとしないのではないでしょうか。

 表向きのベキ(役所)はテロリストとして死亡したことになっていて、ノコルはベキの策で法的にはテントと全く無関係な人間ということになっている。再会は難しいとは思いますが、ベキの息子で、ノコルにとっては兄である憂助の窮地を、思わぬ形で助けてくれる展開などがありそうです」

『VIVANT2(仮)』への出演――実現すれば、二宮の“爆死ドラマ主演”の汚名も返上できることだろう。

 現在の10月クール、二宮は中谷美紀(47)、大沢たかお(55)とトリプル主演ドラマ『ONEDAY~聖夜のから騒ぎ~』(フジテレビ系)に出演しているが、11月27日に放送された第8話が世帯視聴率4.7%(関東地区/ビデオリサーチ調べ)で、同作の最低視聴率を更新するなど、視聴率が大苦戦中。放送枠が天下の「月9」のため、悪い意味で注目されてしまっている。

※画像は『ONE DAY〜聖夜のから騒ぎ〜』の公式X『@oneday_xmas_ado』より

「二宮さんの本格的なアクションシーンは素晴らしいのですが、脚本や演出のデキの悪さが指摘されています。主演ドラマの視聴率が悪ければ、主演俳優としての評価ダウンにつながってしまう。

 10月24日に旧ジャニーズ事務所(現『SMILE-UP.』)から独立して11月7日に個人事務所『オフィスにの』を立ち上げたばかりの二宮さんにとっては、キツい門出ですよね……。ただ、『VIVANT2仮)』とは別に、二宮さんは次の大きな仕事が決まっているといいますね」(前同)

 2018年4月クールに『VIVANT』と同じく「日曜劇場」枠で放送され、最終回の世帯視聴率が18.6%、全話の平均世帯視聴率が14.3%という高視聴率を記録した、二宮主演の『ブラックペアン』。その続編が2024年7月クールに放送されると、11月27日配信の『週刊女性PRIME』が報じたのだ。

「『日曜劇場』は、すべての連ドラで最も数字が取れると言っても過言ではない枠です。『ブラックペアン』の2018年版は好成績を記録していますから、そこも期待できる。

 役所さんの絶賛があり、出演は100%間違いないと考えられる『VIVANT2(仮)』を前に、二宮さんは日曜劇場で名俳優ぶりを見せつけてくれるのではないでしょうか」(前同)

 現在のフジテレビ月9の結果においては躓いてしまっている感じだが、今後も超話題作が目白押しの二宮。旧ジャニーズ事務所を離れ、嵐の活動とは別に、今後は、イチ俳優としてその真価を存分に発揮してくれるのだろう――。