■劇団ひとりの「ガーシー発言」が日テレ内でも物議

 前出の制作会社関係者が続ける。

「ガーシーこと東谷義和被告(52)は当時、暴露系YouTuberとして活動。チャンネル開設後、すぐに登録者は100万人を超えるほど多くの人が注目していましたし、芸能界がひっくり返るのではないかとも言われたほど。

 だからこそひとりさんも名前を出したのでしょうが、地上波番組で“ガーシー”をいう名前が出たのは『午前0時の森』が初めてだった。村上さんが所属する旧ジャニーズ事務所のタレントも暴露の対象になっていましたが、当時、日テレ内部からも、“実際に名前を出したのはマズかった”という声が上がっていましたね。

 ひとりさんの“ガーシー発言”は多くのネットニュースにもなり、話題を呼びましたが、結果的に東谷被告は逮捕、起訴されていますからね。東谷氏に騙されてお金を取られた、恐喝されたという被害者も多くいた。いまから考えたらかなり行き過ぎた発言でしたよね。

 日テレ内では“制作陣は出演者の発言をコントロールできていない”といった厳しい声も上がっていました。番組が生放送を取りやめたのは、差別発言があったからだけではなかったといいますね」

『午前0時の森』を巡るもう1つの“タブー事件”。それは、6月に起こった火曜版の大幅リニューアルだという。

 火曜版の『午前0時の森』は月曜版と同じような、ゲストがスタジオでさまざまな実験企画を行なったり、トークを繰り広げたりする番組だった。

「収録放送ではありますが、当日放送数時間前収録の“録って出しスタイル”。ところが、6月13日放送回の途中に若林さんと水卜アナは翌週の20日放送回から『おかえり、こっち側の集い』という新企画を行ない、セットも大幅にリニューアルすることを発表したんです」(前同)

※画像は『おかえり、こっち側の集い 【午前0時の森・火曜】』の公式X(ツイッター)『@kotchigawa_g0mr』より

 突然のリニューアルに視聴者からは、

《午前0時の森(火曜)とても好きだったのに、なんであんなにガラッと変えちゃったんだろう?森でも時々企画詰め込みすぎの時はあんまり好きじゃなかったけど。お二人でまったり話す感じとか、山ちゃん来たときとかが凄く好きだったんだけどなあ…》
《火曜の午前0時の森企画完全に変わったの?前回だけとかじゃなくってずっとあんな感じなの…?あの若林さんと水卜ちゃんの感じが良かったしTAIGAさんと時々山ちゃんは…?》

 などの戸惑いの声が上がった。