■異例6月に大幅リニューアル敢行の裏側

 バラエティ番組が内容をリニューアルして、別番組に変化するのはよくあることだ。しかし、リニューアルは4月や10月といった番組改編期に行なうのが一般的。そんな中、火曜版は6月という中途半端な時期に大規模なリニューアルを行なったのだ。

「実は、6月のリニューアルを機に火曜版スタッフが総入れ替えになったと聞こえてきています。若林さんはクオリティを求める人ですし、彼が出演する『しくじり先生 俺みたいになるな!!』(テレビ朝日系)や『あちこちオードリー』(テレビ東京系)は常に大きな話題になるし、業界視聴率も高い。若林さんは自分が面白いと思うものを追求していきたいタイプですよね。

 ただ、6月までのスタッフとは相性が最悪レベルで悪かったようなんです。結果、番組制作が難しい状況にまでなってしまった。それを受け、上層部がスタッフの総入れ替えを決断したといいますね」(前出の制作会社関係者)

※画像は『おかえり、こっち側の集い 【午前0時の森・火曜】』の公式X(ツイッター)『@kotchigawa_g0mr』より

 新しい火曜版を見た視聴者からは、

《テコ入れなのか劣化あちこちオードリーみたいな内容になってて悲しい》
《ここまで変えるなら新番組立ち上げろよってなるなぁ》

 といったコメントも寄せられていた。

「新たなスタッフと若林さんはしっかりと話し合って火曜版はリニューアルを敢行。たしかにリニューアル時期は異例ですし、内容もまったくの別番組に。残念がる声もありますが、その裏には求める内容の相違があったと言われています。

 ちなみに月曜版のひとりさんも、生放送じゃなくなってテンションがダダ下がりだったようです。開始時には“超実験的生バラエティ”と謳っていたものの、新しいことにチャレンジしづらくなってしまったと。

 本来のコンセプトが崩れ、大きなトラブルもあった。2年という短い期間での打ち切りは必然だったのでしょうね……」(前同)

 人気番組を作るのは、やはりとても難しいことのようだ。