■RSC出場の裏に猛プッシュが

 NHKは、旧ジャニーズタレントを出場させないことを発表しておきながら、番組サイドは岡本に『紅白』への出場をプッシュ。しかも、岡本は『紅白』終了後はNHKが“ダメ”と言っている“ジャニーズ”に戻ることを前もって明言した上で独立。そして、その岡本がいるRSCが『紅白』出場――。これは、「ご都合主義」と言われても仕方がないだろう。この動きを受けて、

《 Rockon好きだけどほんとにこれで出られても嬉しくない健一さんでもこうなるってどんだけしつこいんだろ》
《ほんとにNHK後輩が出てないから嫌だって言ってまで自分の都合だけでジャニーズは突き放すのにエージェント結んでる人がいる人を解除してまで出させるって》

 といった、批判の声が噴出しているのである。

「旧ジャニーズでは、NHKの稲葉会長が求める“被害者への着実な補償の実施”が、まだ始まったばかりですよね。12月1日、SMILE-UPはHP上で補償金の支払いが開始したことを報告。23人の被害者への補償金の支払いが完了したことを明らかにしました。しかし、被害者はまだまだ多数いる模様で、加害の事実認定などでかなり時間がかかっているようです。

 だから、売り上げなどでしっかりと結果を残しているSnow ManSixTONESも『紅白』に出場できないはずなのに、今回の動きは、強引に岡本さんたちRSCが『紅白』に出場できるようにしたとしか見えませんよね。

 そしてこの背景には、MISIAさんが所属する芸能事務所の社長兼プロデューサーA氏の存在があると見られています」(芸能プロ関係者)

 A氏は、芸能界を引退していた男闘呼組の成田の復帰を岡本と一緒に説得したり、成田が上京後も生活できるように飲食店の厨房の仕事を紹介したりと、男闘呼組復活におけるキーパーソンとして知られている。

「A氏は男闘呼組が『紅白』に出場できるように猛プッシュしていた、と聞こえてきています。今回の『紅白』にはA氏の事務所のMISIAさんが出場するわけで、“『傷だらけの王者』を披露するならRSCも出場させてもらえませんか?”といった感じで、NHKに対してMISIAとRSCの抱き合わせ出演を交渉したのではと言われています。

 そのなかで、岡本さんが一時的に“ジャニーズ”から独立する、という強引な落としどころで決着がついたのでは、と。もちろんタレントに罪はないし、出場できるのはアーティストにとっても良いことではあるのですが、多くのジャニーズファン、音楽ファンから怒りの声が上がる状況となってしまっていますね……」(前同)

 岡本らが男闘呼組として最後に『紅白』に出場したのは1990年。RSCとして34年ぶりの『紅白』に出場を果たし、MISIAと『傷だらけの王者』を歌い上げるのか――。