1月27日に主演映画『THE LEGEND&BUTTERFLY(レジェバタ)』が公開された木村拓哉(50)。

 本作は東映70周年記念作品として製作されたビッグプロジェクトであり、木村は本作をヒットさせるべく連日ヒロイン役の綾瀬はるか(37)や伊藤英明(47)、宮沢氷魚(28)とともにテレビに雑誌にPR活動に勤しんでいる。

“主演キャストが作品の宣伝を頑張る”。それは普通のことに感じられるが、実は『レジェバタ』に関しては深刻な背景があるようで――。

「特に主演の木村さんですが、めちゃくちゃ宣伝稼働をしていますよね。毎日、各局のバラエティ番組に出ているんじゃないかというほどの勢い。木村さんがここまで張り切って宣伝活動をしているのには理由があるんです。結論から言うと、とんでもなくお客さんが入ってくれないと、最終的に赤字になってしまいそう、ということです……」

 そう声を潜めて話すのは、制作会社関係者だ。

『レジェバタ』は2022年6月の時点で“総製作費20億円を投じる一大プロジェクト”と発表されていたが、実際は、それ以上の製作費がかかっているという。

「本作の監督は『るろうに剣心』などをヒットさせた大友啓史監督ですが、監督のこだわりが強すぎるあまりセットやロケの予算を惜しむことなく、撮影延長などもしまくったため実際は30億円以上の製作費がかかっているといいますね。

 もちろん、木村拓哉主演作で、東映70周年記念作ということもあり、“絶対にいいものにしよう”と気合いを入れまくってやった結果、ということのようですが……そういう面では、“黒澤明の再来”なんて声もありますね」(前同)