■初週の興収「4億9000万円」のロケットスタートでも…
伝説の映画監督・黒澤明氏は作品のクオリティは素晴らしい一方で、時間や予算を度外視する部分があったという。
最たる例では、1985年公開の映画『乱』は興行収入16億円のヒットを記録したが。製作費が日本最大規模の26億円だったため大赤字になったのは、有名な話だ。
「しかも、宣伝活動にもお金はかかる。『レジェバタ』は製作費30億円といいましたが、それに大規模な宣伝費がプラスされて、累計40億円はくだらない……なんて声もありますね。
つまり、単純計算では40億円以上の興行収入がないと、赤字になってしまう、ということですよね」(前出の制作会社関係者)
1月27日から3日間にかけて『レジェバタ』は週末の興行ランキングで1位を記録。興行収入は、4億9000万円を達成するロケットスタートとなったが、赤字脱出まではケタが1つ足りていない状況なのだ。
「もっともっと多くの人に観てもらって、ロングラン上映となる必要がありますよね。だからこそ、木村さん、綾瀬さん、伊藤さんなどキャスト陣はものすごく精力的に宣伝活動に動いているんです。
テレビ出演以外では、2022年11月5、6日に伊藤さんと木村さんの2人で岐阜県の『岐阜信長まつり』に参加したのが話題になりましたよね」(前同)