■『ジョンソン』は始まる前から内部崩壊か

 前出のお笑いプロ関係者が続ける。

「『リンカーン』の運動会は、当時すでにベテランで芸人界のトップに君臨していた松本人志さん(60)と浜田雅功さん(60)が、若手と同様に真剣に競技に臨む、体を張るという姿が面白かったわけです。

 一方、『ジョンソン』のメイン4組はまだ40代前半から30代半ば。彼らが体を張ったところで“普通の番組”、『リンカーン』の劣化版にしかなりません。それはA氏以外の多くのスタッフ、そしてレギュラー4組も分かっていたといいます。多くのスタッフが、“運動会は無理。別の企画でいきましょう”と強くA氏を止めたそうなんですが、決行してしまった。

 A氏が多数の強い反対を押し切り、強引に突っ走ってしまったせいで、“ついていけない”と制作スタッフが何人も辞める事態にも発展。制作内部は超大荒れで、『ジョンソン』は始まる前から内部崩壊していたといいます。

 さらに始まってからの視聴率がボロボロ、内容も“つまらない”という声がSNSに多数上がるなど厳しい状況で、出演する芸人の心も番組から離れてしまっていっているそう。どんな企画をやっても叩かれるような状態になっていることもあり、今は“出演者がやりたいことをやろう!”という空気になっているとも聞こえてきていますね」

 12月11日の『ジョンソン』では、メンバー8人がやりたい企画をやってみようという「8人考案企画リレー」が放送される。

※画像は『ジョンソン』の公式X(ツイッター)『@johnson_tbs』より

 その前週、12月4日の『ジョンソン』では、番組メンバーの中で“男前”とされる、かまいたち・濱家、モグライダー・芝、見取り図・リリー、ニューヨーク・屋敷の4人が対決。女性審査員50人の投票で最終決戦に進む2人を決定し、その最終決戦で勝利した者が「ワーキャー王」となる、という企画が放送された。

「彼らと仲のいい後輩芸人の証言をもとに4人の男前発言をドラマ化していました。しかし、やはりこういった企画も『リンカーン』に出演していた芸人クラスの格があれば面白いのでしょうが、若手~中堅の彼らの男前発言をドラマにしても“そうなのか……”くらいにしか思うことができず、自己満足的な内容になってしまっていましたね」(前同)