12月8日、SMILE-UP.(旧『ジャニーズ事務所』)所属タレントのマネジメントを行なう新会社の社名が「STARTO ENTERTAINMENT(スタートエンターテインメント)」に決まったと発表されてから約10日――。
STARTO社の代表取締役CEOには、のん(能年玲奈/30)のマネジメントを担当する『株式会社スピーディ』の福田淳氏(58)が就任。来春の本格始動に向けて、準備が進められているという。
しかし、12月18日には、俳優・タレントの風間俊介(40)が、今月いっぱいで独立することを曜日パーソナリティーを務める朝のニュース番組『ZIP!』(日本テレビ系)で報告。STARTO社とは契約をせず、個人で活動していくことを明らかにするなど、まだまだ大きな動きはありそうだ。
「岡田准一さん(43)、二宮和也さん(40)、生田斗真さん(39)とどんどん辞めていっていますよね。まだまだ退所者は続くと見られていますが、STARTO社も手をこまねいているわけではない。新たな方針も発表していますよね」(女性誌編集者)
STARTO社は、立ち上げた公式サイトで独自の音楽配信サービスを立ち上げることを発表した。
「STARTO社は独自の音楽配信サービスを立ち上げる発表と同時に、米国、韓国等、世界展開を目指すグローバル化も宣言しています。
ですが……STARTO社が新たな楽曲やその他のコンテンツを楽しめるサブスクリプション(定額制)配信を立ち上げても、喜んで加入するのは既存の国内ファンだけ。そのため、“Amazonミュージックのような既存のサブスクで楽曲を解禁しろよ”といったツッコミが相次いでいる状況でもあります」(前同)
STARTO社の動きは、世界に旧ジャニーズのエンターテイメントを広げるどころか、目先の収益面を求めるドメスティックな動きにも感じられる。
一方で芸能プロ関係者は、
「確かに、現在の旧ジャニーズが独自のサブスクを立ち上げたところで、ほぼ国内ファンしか加入しないでしょう。このサブスクによってのグローバル展開が叶うかといえばかなり疑問。しかし、STARTO社が独自配信サービスで稼げる金額を考えたら、やらない選択肢はないんですよね」
と話し、こう続ける。
「すでに旧ジャニーズ事務所には、『ファミリークラブ』(旧『ジャニーズファミリークラブ』)という、各グループ・タレントごとに個別で入会できる、年会費4000円のファンクラブ組織が存在します。
所属グループで会員数トップは活動休止中の嵐で、一説には会員数は300万超と言われている。次いでSnow Manが120万、King&Princeが100万人以上だといいます。今年12月には、SixTONESのファンクラブ会員番号が80万台を突破したことも明らかになっています。
STARTO社が始まれば、またファンクラブの形、運営方法も変わるでしょう。全グループがSTARTO社と契約するかもまだ明らかになっていませんし、SMILE-UP.(旧ジャニーズ事務所)からの移行が必要ですよね。それによって、ファンクラブの会員数も変わってくるとは思われますが、ファンたちがファンクラブに加えて、サブスクにも入ってくれれば、かなりの加入者数になるのではないでしょうか」