■“バイバイ”ではなく――

 別れを想起させる一方で、こんな解釈も――。

「よく観ると、最後のシーンの少し前、岸さんは手のひらを上に向けて手を差し出すポーズを、平野さんは“おいで”という手招きをそれぞれしていた。

 そして、ラストシーンでは神宮寺さんと永瀬さんも、こちらに向けて手を差し伸べるポーズをとっていました。どう見ても“バイバイ”ではなく“着いてきてね”というポーズなんです。

 加えて、平野さんは背中を向けて画面奥へ去ってはいるものの、顔は最後までこちらを見たままなんです。そのため“バイバイ”ではなく、“待ってるよ”というふうに解釈するファンも多いですね」(前出の女性誌ライター)

 キンプリファンからは、

《この人達の背中にティアラはついてきてたんだなぁと新規ファンは思うわけですわ。最後の紫耀くんの横顔は、また、迎えにくるための笑顔だと。そう思う事にしようと》
《子供が朝ごはんを食べてる時にやっとMV鑑賞した。「バイバイじゃなくておいでおいでしてる。ずっと着いて行かなきゃね」って話した》
《大丈夫、一瞬お別れするだけだから、ちょっと留守にするだけだから、大丈夫、大丈夫で、いいとこ見つかったから2人もこっちおいでーってなるから大丈夫》

 といった声も、やはり多く寄せられているのだ。

「もちろん、MVのラストに込めた本当の意味は本人たちにしかわかりません。しかし、ファンファーストで多くをやり遂げてきたキンプリだけに、ファンへの想いが乗っかっていることは間違いないでしょう。

 5月22日の平野さん、岸さん、神宮寺さんの脱退まで、残すところ1か月。キンプリファンの“ずっと別れたくない”という気持ちが増幅して、それが今回の反響につながっているのでしょうね……」(前同)

 5年の歳月を経て大きく成長した王子様たち。残り1か月、最高の輝きを見せてほしい。

(2023年4月22日公開)