2023年の世相を反映した「今年の漢字」は、増税や減税などに注目が集まったとの理由で「税」の一文字に。トレンド情報や気になる事件の深掘り記事などを配信してきた本サイトでは、どんなニュースに注目が集まってきたのだろう? そこで年末年始の特別企画として、2023年に配信された本サイトの記事の中から多くの人に読まれた人気記事をプレイバック。今回は木村拓哉ファミリーこと「キムタク一家」の事件簿!

2位 木村拓哉「退所せず」の裏に「2800日前の後悔」!工藤静香の不穏行動は夫以外の「家族問題」か 

 10月5日、ジャニーズ事務所は設立予定の新会社(名称は公募予定)と、元SMAP木村拓哉(50)がエージェント契約を結ぶ方向で話を進めていることを発表した。

 ジャニーズ事務所は創業者のジャニー喜多川氏(享年87)の騒動をめぐり、10月2日に都内で記者会見を開いた。東山紀之新社長(57)と井ノ原快彦(47)らが登壇し、社名を「SMILE-UP.」に変更し補償会社としての役割を終えた後に廃業すること、タレントとエージェント契約を結ぶ新会社設立(名前は公募予定)の方針などについて説明している。

 なお、10月5日発売の『週刊文春』(文藝春秋)では木村がジャニーズの社名変更に納得していないことや、木村の意向で主演ドラマ『教場』(フジテレビ系)の撮影がストップしているなどが報じられたが、この報道に関して事務所は「内容は全て事実無根です」と、公式サイトに声明を出している。

 芸能プロ関係者は話す。

「個別タレントのエージェント契約への状況が公表されるのは、木村さんが初めてです。木村さんは、後輩タレントたちの精神面の支柱になるためにエージェント契約を結ぼうとしていると考えられていますが、実は、それ以上に木村さんが退所せずに残留を決意した理由は、“2800日前の後悔”があるといわれていますね」

 今からさかのぼること約2800日前の2016年1月18日。それは、同年の頭にSMAP解散が報じられ、それに対する謝罪という名の生放送での“公開謝罪”シーンが流れた『SMAP×SMAP』(フジテレビ系)の放送日である。

 この騒動はSMAPのチーフマネジャーI氏が退所することになり、それにともなってSMAP全員で独立するはずが、土壇場で木村が事務所残留へと変心。“公開処刑”とも称されたスマスマの生放送では、木村が中心に立ち他の4人との違いが鮮明になった。

 これが原因で木村と他のメンバー、特に香取慎吾(47)との関係が悪化。「最終的に8月10日に木村を除く4人のメンバーが事務所を訪れて解散を申し出た」という公式発表からも、SMAPファンの間では、いまだに“木村は裏切り者”という声は多い。

「解散後、木村さんはバラエティ番組などでも騒動を深く語ることは滅多にありませんが……彼の中では“もっといいやり方があったんじゃないか”という思いが強く、現在も後悔をしていると聞こえてきていますね。

 ただし、それは“自分も一緒に独立すべきだった”ということではなく、“独立はせず、みんなでジャニーズ事務所に残ろう”と4人を説得できなかったことへの後悔だといいますね。そして、その後“裏切り者”呼ばわりされ続けたことも、実はかなり気に病んでいたといいます」(前出の芸能プロ関係者)

 木村は、エゴサーチをしていることをバラエティ番組などで公言している。

 事実、2020年10月4日にあるネットニュースで主演ドラマ『教場』の特殊メイクを「2時間近くかかる」と報じられた際は、

《2時間とか言われてますが、風間(※役名)に変身するのに毎回45分程ですよぉ~!》

 と、明らかにネットニュースを受けてのメッセージを、インスタグラムに投稿したこともあった。

「常に“世間が求めるキムタク”を貫いている木村さんだけに、かなり敏感なところがあるようで……。ジャニーズ事務所が『文春』の報道を否定し、HPに反論文を掲載したのも、本人サイドの意向なのでは、といわれていますね。

 今回も木村さんはジャニーズに残る意思を決めたわけですが、それは、もしいま独立の道を選んだら、間違いなくSMAPの解散騒動を引き合いに出され猛バッシングを受けるリスクがあるから、というところもありそうです」(前同)