■右肩上がりの『田中さん』が『下剋上球児』に完全勝利
『セクシー田中さん』は、芦原妃名子氏の同名漫画作品(小学館)が原作の「9笑って、1泣ける」ラブコメディ。地味で友だちも恋人もいないアラフォーOL、経理部の田中京子(木南)。彼女の裏の顔が超セクシーなベリーダンサー・Saliだと知り、生き様に憧れを抱く同僚の派遣OLの倉橋朱里(生見愛瑠/21)。光友商事の商社マンで、田中と朱里と出会った笙野浩介(毎熊克哉/36)と小西一紀(前田公輝/32)。この4人がメインの物語である。
「以前から、『セクシー田中さん』が『下剋上球児』を追い抜くのではないか、と言われてきました。『下剋上球児』はコア視聴率が3%台を横ばい状態でしたが、『セクシー田中さん』は右肩上がりだった。第4話(11月12日放送)が2.8%だったのがグングン数字を伸ばして、第8話(12月10日放送)で3.4%を記録。同日放送の『下剋上球児』の3.2%を超えていました。
そして、12月17日放送回の4.2%で『下剋上球児』を大幅に上回り、今秋ドラマの完全なトップに立ったんです」(前出の制作会社関係者)
//
— 『セクシー田中さん』【公式】日テレ系【日曜よる10時30分放送】 (@ntv_tanakasan) December 17, 2023
✨最終回12/24(日)‼️
日曜ドラマ✨
💃「#セクシー田中さん」💃
\\
第9話ご視聴ありがとうございました
次週いよいよ最終回‼️
イヴの夜は #セクタナタイム
見逃しは
TVer▶️https://t.co/E0lnPQVawN
Hulu▶️https://t.co/PAfnSiE5xE
第9話ダイジェストはコチラ🔽🔽https://t.co/y9q5P616oI pic.twitter.com/ozliVfQLOJ
『下剋上球児』の最終回の数字が伸び悩んだのは『イッテQ』の裏被りが影響しているだろう。しかし、純粋に『田中さん』のほうが評判が良いのもリアルなところ。
「『田中さん』は脚本のデキが非常に良いですよね。最初に“ベリーダンサー”という目を引く要素と、木南さんのセクシーな衣装で興味を持たせ、中身はしっかりした脚本で勝負。
ますはアラフォーの田中さん(木南)と、20代前半の朱里(生見)のそれぞれ異なる女性としての生きづらさと、それを乗り越えていく姿を描き、視聴者の共感を得る。そして、最初は嫌われ役だった男性陣、笙野(毎熊)と小西(前田)も話が進むにつれて成長し、応援したくなる魅力的なキャラに育った終盤に、王道のラブストーリーが描かれる。こうした構成が、右肩上がりの人気につながったのでしょう」(テレビ誌編集者)
12月17日の第9話は前週に放送された予告も秀逸で、それも視聴率に影響したと思われる。