■「パイナップルは別皿で」野原ひろしの“ハンバーグ劇場”開幕
今回は『昼メシの流儀』第4巻収録で表紙にもなっている“ひろし流ハンバーグの食べ方”を実践した。
昼メシに何を食べようか街をさまようひろし。ふと以前、部下の川口たちと入ったことのあるハンバーグがウリのファミリーレストランが目に入り、入店することに。
トッピングがいろいろ選べる店ということで、ひろしは大根おろしのハンバーグを注文。さらにもう1つ、トッピングでパイナップルも追加。パイナップルは“別皿”というのもひろしのこだわりのようだ。
別皿でやってきたパイナップルは3切れ。一見ミスマッチな大根おろしとパイナップルだが、別皿にすることによってそれぞれのトッピングを楽しむことができるという。
「さらに重要なのがその食べ方!! オレのハンバーグは一味違うぜ!!」と鋭い眼光を放つひろし。「ハンバーグ劇場の開幕だ」と、主役のハンバーグのみをいただく。
次は準主役の大根おろしと大葉も一緒に。大根おろしと大葉のさっぱり感でジューシーなハンバーグをさわやかに楽しむことができる。
まだ味の余韻が残っているうちにいったんライスへと移る。ライスを食べることによってハンバーグの美味さがより強調され、次の一口に向けての口直しにもなる。ひろし曰く、ライスは主役を引き立てるいぶし銀のベテラン俳優とのこと。
「たとえるならハンバーグを食べるという時間は1本の映画。感動的なラストを迎えるには、主役・準主役・ベテラン俳優・名脇役たち――これらをどう絡めていくか考えて、クライマックスに向けて盛り上げていかなければならない」と昼メシを食べるということにそこまでの情熱を燃やしているひろし。