■主役・ハンバーグと準主役・大根おろし&パイナップルのマリアージュ

 再びハンバーグを食べ、その後はつけ合わせに着手する。

 

 さらにここでライスに大根おろしだけを乗せて食べるという“変則的な展開”を見せるひろしのハンバーグ劇場。

 

 中盤からはもう1つの準主役であるパイナップルとハンバーグの組み合わせを楽しむ。たしかに、ひろしの言うように1皿で2つのトッピングを楽しめる。パイナップルの甘味と酸味でまた違ったハンバーグの味を堪能できる。

 

 続けてパイナップル、大根おろし、ハンバーグという3者の共演。ひろしは「甘さとさっぱり感がケンカすることなくハンバーグを引き立てている」と自画自賛。筆者はこの組み合わせを初めて食べたが、たしかに3つの味が邪魔することなく、新鮮な味わいだった。

 

 さらにひろしのこだわりはとんでもないところまでいく。「キャスト勢ぞろい!」と鉄皿に並べたおかずを端から順番にヒョイパクと頬張っていく。

 

 一口分残したライスも平らげ、ついにひろしはハンバーグ劇場を完結させるのだった。

 

「今日のメシデミー賞、全部門賞を総ナメだぜ!!」と最後まで嬉しそうなひろし。毎日、ここまで昼メシを楽しめたら幸せだろうなぁ。ただこの食べ方をすると結構時間がかかるけど……。

(C)臼井儀人・塚原洋一/双葉社