■「世界進出」のNumber_iはライバルに!

「メタバース」とは「インターネット上に構築された仮想空間」のこと。三越伊勢丹は独自のメタバース上に百貨店を再現しているほか、大和ハウスはメタバース上に住宅展示場を設置。音楽業界ではソニーミュージックやエイベックスなどもメタバースに参入している。

「福田氏は《私は長年IT業界におりましたので、若いアーティストたちが将来を見据えて興味を持っている最先端技術の方面も動かしていく構想です》ともコメントしていますが、メタバースとオンラインゲームへの参戦がこれに当たるのではないでしょうか。メタバース上にSTARTO社のバーチャル世界を構築していくつもりなのではないでしょうか。

 さらに世界的なオンラインゲームの参戦というのはおそらく『Apex Legends』や『フォートナイト』などになっていくのではないでしょうか。

 DX化でファンクラブを整備し、これまで以上にしっかりとタレントにお金が行き渡るようにする。それでしっかりとSTARTO社に“残留”してもらって、そこから世界を意識したメタバースなどのIT事業、さらにはスノストを中心に現実での世界進出を展開していく――福田氏はそうしたことをタレントたちに説明し、今後、共に歩んでほしいと伝えているそうですよ」(前出の芸能プロ関係者)

 旧ジャニーズ事務所を退所し、滝沢秀明氏(41)が設立したエンターテインメント会社「株式会社TOBE」に移籍したNumber_i平野紫耀(26)、神宮寺勇太(26)、岸優太(28)も世界を目指して新たなスタートを切った。

※画像はTOBEの公式X(ツイッター)『@tobeofficial_jp』より

「TOBE、Number_iも世界進出を公言していますが、STARTO社も負けないように世界に出ていくことになると。両者は来年以降、いよいよライバルになってきますね。

 スノスト、特にSixTONESは海外を強く意識していることもあり、10月5日発売の『週刊文春』(文藝春秋)などでも独立説が報じられました。しかし、ここにきて残留が濃厚になってきたと見られている。それは、福田新社長が、STARTO社は世界を意識した展開・業務を行なっていく、と熱く説明したからなのかもしれませんね」(前同)

 福田新社長の手腕で、スノストは世界的アーティストに成長を遂げるのだろうか――。