12月21日、多部未華子(34)、松下洸平(36)、今田美桜(26)、神尾楓珠(24)が“クアトロ主演”するドラマ『いちばんすきな花』(フジテレビ系、木曜夜10時)の最終回(第11話)が15分拡大で放送される。
12月14日放送の第10話は、配信サービス・TVerのお気に入り登録が148.6万(12月21日16時現在)と、ドラマ部門で断トツの1位と好調。一方、視聴率は5.3%(ビデオリサーチ調べ/関東地方区)と、最終回を直前にして盛り上がるどころか、0.2ポイント下げてしまった。
第10話の内容は以下。潮ゆくえ(多部)、春木椿(松下)、深雪夜々(今田)、佐藤紅葉(神尾)と食事をした翌日、志木美鳥(田中麗奈/43)は北海道に戻ることに。そして、美鳥は空港まで見送りに来たゆくえに、5人で会ったのは楽しかったが「5人は、違うのかも」と話し、4人の仲の良さを感じたことを伝えた。
後日、夜々と紅葉が居酒屋で美鳥のことを話していると、紅葉のバイト先の同僚の男たちに声をかけられる。彼らは、夜々が紅葉は「友だち」だと言っても、つきあっていると決めつけ、さらに紅葉の悪口を言い始める。紅葉はこらえるのだが、夜々が「知らないやつのこと知ったように言うな!」と怒り、繰り返し「バーカ!」と言い放った。
また、ゆくえと紅葉は集まれないという、ある夜。夜々がひとりで椿の家を訪ね、手料理をふるまう。感動する椿に夜々は、もともと料理は得意だったが、勘違いされることが多いため封印していたと明かす。さらに、「私って、やっぱり可能性ないですか?」と、もう一度想いを伝えるが、椿の答えは「うん、ごめん」と変わらず……という展開。
視聴者のX(ツイッター)上の反響は、《夜々ちゃんも紅葉くんも切ないけど、でも、2人ともすっきりしてる感じあるし、これで良かったんだよ…変に期待持たせるようなことを言わない、椿さんとゆくえさん大人だよなぁ。素敵な回だった》など、熱心に評価する声は多い。その多くは描写の細かいところまで指摘しているが、こういったコアなファンに支えられていることが、配信での好調さを生んだのだろう。