■『アンタッチャブるTV』終了で火曜21時にドラマ枠を新設
前出の制作会社関係者が話す。
「スタートからわずか1年での終了が決まったのはシンプルに視聴率が悪かったから。テレビ各局は13~49歳のコア視聴率を重視していますが、12月12日のコア視聴率は1.8%(すべてビデオリサーチ調べ、関東地区)。その前の週も1%台で、ずっとこのような低数字が続いています。
しかも世帯視聴率も良くない。12月12日は2.9%ですからね。つまりコア層もシニア層も見ていないということ。ゴールデンの番組としては目も当てられないといった惨状なんです。
そして、2024年3月に『アンタッチャブるTV』が終了し、4月からフジの火曜21時はドラマ枠になると聞こえてきています。フジの火曜ゴールデン・プライム帯にはドラマ枠がありませんでしたからね」
フジテレビには、月曜21時と22時枠にそれぞれ月9と月10ドラマを放送。水曜22時には水10ドラマを、木曜22時には木曜劇場、さらに今秋の番組改編で金曜21時台にドラマ枠を新設。第1弾として放送されたムロツヨシ(47)主演の『うちの弁護士は手がかかる』が、12月22日に最終回を迎えたばかりだ。
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「今まで火曜のゴールデン・プライム帯にドラマ枠がなかったため、2024年4月に新設することになるようです。
そしてその背景には、バラエティ番組に広告が入らないという事情がある。視聴率が多少良かったとしてもしても、バラエティ番組にはなかなか広告が入らなくなっているんです。
まだドラマのほうが広告を出稿してもらえるということもあり、テレビ各局はドラマを増やしていくしかない、と判断。『アンタッチャブるTV』もかなりの高視聴率だったら違ったのでしょうが、同枠で新たなバラエティ番組をやったところで数字が取れるとは限らない。そこでドラマ枠を新設することになったのでしょう」(前同)