■ダウンタウン松本人志は山田邦子に感謝

 2022年まで審査員を務めてきた上沼恵美子(68)、オール巨人(72)も同大会をもって審査員から勇退している。

「点数にバラつきがあったり、違和感がある言動があれば、視聴者の怒りを買って炎上してしまいますからね。ただ、邦子さんの場合は堂々とそういうことをやりますし、気にしないんです。そこはさすがキャリアがある大物芸人。

 それでも2022年の炎上を受け、番組の一部上層部の間では“今年は降りてもらったほうがいいのでは”という話も出たそうなんです。“女性芸人枠”には早くから海原ともこさんが決まっていたそうですし、“だったら邦子さんはいいのでは”ということですよね」(前出の制作会社ディレクター)

 ところが、2023年の『M-1』でも引き続き邦子は審査員を務めることとなった。

※画像は『M-1グランプリ』の公式X(ツイッター)『@M1GRANDPRIX』より

 前出の制作会社ディレクターは続ける。

「邦子さんの“続投”――それは、審査員の中心であるダウンタウンの松本さんの意向も強かったのでは、と見られていますね。

 松本さんは、リスクもある中、審査員を引き受けた邦子さんにとても感謝しているようで、“2023年もよろしくお願いします”という気持ちだったといいます。松本さんも、好き嫌いで評価の差が出るのも仕方がないし、審査員の個性含めて『Mー1グランプリ』と考えているのかもしれませんね。とにかく、邦子さんには引き続き出てもらいたい、という思いだったといいますね。

 松本さんに最終決定権があるわけではないでしょうが、その意向も影響し、邦子さんが残ることになったのでしょう。ただ、“邦子さんは今回、もっと『攻める』のかもしれない……”と関係者は心配しているみたいですよ。

 ですが、邦子さんがどういう採点をするのかも、『M-1』のエンタメ要素の1つとして見るという視聴者もいそうですよね」(前同)

 12月24日に行なわれる『M-1』決勝戦で、山田邦子は出場者にどんな点をつけるのか。大炎上を招いてしまわなければいいが――。