いよいよ2024年も本格的に始まったが、年末年始のお休みには帰省や海外旅行などで飛行機を利用した人も多かったのではないだろうか。そんな飛行機旅の魅力のひとつである「食」。コロナ禍を経て意外な大盛り上がりを見せているのが、ANAの機内食だという。旅行業界に詳しいジャーナリストが実情を話す。

「新型コロナの影響で旅行離れが起きた、2020年12月にANAが自社のECサイト(インターネットショッピングサイト)で機内食販売を開始したのが始まりです。

 倉庫にある機内食が賞味期限切れになるくらいなら販売しよう、というダメ元での施策だったのですが、これが予想外の大ヒット。累計で200万食を超える販売数を達成しています」

 異例の大ヒットを受け、ANAはアニメやゲームキャラクターのフィギュア製作に定評がある株式会社ブシロードクリエイティブとコラボして機内食のカプセルトイ化に乗り出す展開に。23年12月20日からは、全国のカプセルトイコーナーでガチャポンとして、ANA機内食のミニフィギュアが販売されている。

※画像は「TAMA-KYU」の公式X(旧ツイッター)『@TAMAKYU_CP』より

「ANAの国際線エコノミークラスで提供されている、機内食がミニフィギュア化された商品です。彩りも美しく、リアルな仕上げになっているのが航空ファンの目を引きました」(前同)

 現にX(旧ツイッター)上でも、

《そういや20年ぶりくらいにカプセルトイなるものを入手した ANAの機内食》
《ANAの機内食ガチャ可愛い これはせんわけにはいかんでしょ》

 など、驚きと喜びの声が相次いでいるのだ。