■機内食の強みは「夜食にピッタリで腐らない」こと

 カプセルトイ化するほどの人気商品となったANAの機内食。その魅力を『ひるおび!』(TBS系)などテレビ番組でも活躍する航空・旅行アナリストの鳥海高太朗氏が話す。

「コロナ禍での販売がヒットした理由は、家庭で手軽に海外旅行気分が味わえたというのが大きいように思います。また、一度食べるとわかるのですが、機内食は量がさほど多くありません。まさに夜食など小腹が空いた時にピッタリのサイズなんです。冷凍食品ですし、腐らないのも魅力。これらの点がヒットにつながったのだと思います」

 実際に販売されている商品(6食入り・税込・6300円〜)を購入してみると、サフランライスが使用された『鶏もも肉のハーブ風味赤ワインソース』や『牛肉と茄子の煮込みクリームペンネ添え』など彩り鮮やかな内容となっている。

※画像は「鶏もも肉のハーブ風味赤ワインソース」
※画像は「鶏もも肉のハーブ風味赤ワインソース」

 サフランライスを食べてみると、干草に似た香りがフワッと口元に広がり、まるで高級レストランでの食事を思わせる。鳥海氏が商品の魅力を語る。

「パッケージに“機内サービスで提供しているお食事と同じものです”と書かれている通り、空路での食事と同じものが自宅で食べられる。複数の商品がセットで販売されており、さまざまな味が楽しめるのも魅力です」

※画像は「牛肉と茄子の煮込みクリームペンネ添え」