■大野は錦織を尊敬していた

「フリーランスとなって好きな仕事もできているし、収入もかなり増えたそうです。それでも、東山さんとの確執は埋まらなかったのかもしれませんね……。

 そして、錦織さんはジャニー氏が“僕の最高傑作”と評するほどのダンスパフォーマンスの実力者で、少年隊の中心人物でした。後輩にも優しく、中居正広さん(52)など、旧ジャニーズタレントで錦織さんを慕う人は非常に多かった。旧ジャニーズ事務所の副社長を2022年10月に辞め、今年3月にエンターテインメント会社『TOBE』を立ち上げた滝沢秀明氏(41)は、現在も錦織さんに仕事の相談をしているといいます。

 そして、件の大野さんも、錦織さんや少年隊を憧れの存在だとよく話していたんですよね……」(前出のワイドショー関係者)

 20年10月の『女性自身』(光文社)では、大野が昔から少年隊を尊敬しており、特にダンスと演技が達者な錦織に強く憧れていたと伝えている。また、錦織に尊敬の念を抱くようになったのはジャニーズJr.(現『ジュニア』)時代からで、大野がジャズダンスを熱心に練習するようになったのも、錦織のパフォーマンスの影響だという。

「もともと大野さんは、芸能界から完全に引退するつもりだった。それを事務所やメンバーが説得して活動休止に落ち着いた経緯があります。

 憧れの錦織さんが2020年末に退所した時点で、事務所に残る理由が1つなくなった、という声もありましたが、さらに東山さんが引退するわけで、そして、少年隊の復活も立ち消えになった。東山さんが引退するわけですから、もう二度と少年隊が稼働することはないわけで、大野さんはますます芸能活動を続けるモチベーションを失ったとも言えそうです……」(前同)

 大野は、自身がオーナーを務める会社が、来年竣工するとされる沖縄県宮古島のリゾートホテルを開業し、自身も現地に本格的に移住することなどが報じられてきた。

 そして、11月2日発売の『週刊文春』(文藝春秋)では、大野が宮古島にアトリエを完成させていて、その生活を手放すつもりもない、と報じられている。

 一方で、旧ジャニーズ事務所は大野と同世代の岡田准一(43)、生田斗真(39)が独立。さらに、嵐としての活動は続けることは断言しているが、二宮和也(40)も事務所を去った。櫻井翔(40)にも独立説が浮上している。

 また、旧ジャニーズ事務所の希望者は新会社とエージェント契約を結んで活動を続けることが発表されているが、新エージェント会社の社長には予定されていた東山ではなく、コンサルティング会社「スピーディ」の福田淳氏(58)が就任することが報じられている。

「大野さんは宮古島生活が順調で、事務所からは同世代の仲間が次々と独立。さらに、エージェント会社の新社長は事務所の大先輩で憧れの少年隊の東山さんではなく、“部外者”の福田氏。大野さんには新事務所とエージェント契約を結ぶ義理がもうないですよね。そこに来て、今回の“少年隊復活の消滅”という話……。 

 嵐は11月3日から、25周年のアニバーサリーイヤーに突入していますが、25周年の稼働が絶望的なことがすでに報じられています。憧れのグループも消えて――大野さんが芸能界から完全引退するのは、時間の問題かもしれませんね……」(前出のワイドショー関係者)

 憧れの少年隊も事実上の解散に。大野は今、何を思うのか――。

(2023年12月3日公開)