■「飲み会」は実際に行なわれていた……

 前出の上沼は1月15日放送のラジオ番組『上沼恵美子のこころ晴天』(ABCテレビ)に出演し、同日未明にたむらから届いたメールの文面を次のように明かしていた。

《僕の報道でお騒がせしています。もし、何か僕の話をしなければならない時は、思いっきりぶった斬ってください》
《ただ、大阪での話は本当にただの飲み会だったんです。女性には本当に丁寧に接しました》

「松本さん、たむけんさんは女性への加害を強く否定し、文春に出てくる女性サイドは加害があったと主張していると。実際、どうだったのかは裁判で明らかになっていくのでしょうが……報道されたような飲み会自体は、やはりあったということでしょう。そして、番組『酒のツマミになる話』は松本さんが酒を飲みつつ、後輩芸人やタレントたちとトークを繰り広げるという内容です。それは、どうやっても、文春の記事と番組がシンクロしてしまうんです。

 女性への加害が全くなかったとしても、“ハレンチな飲み会”があったと大々的に報じられて、大きな問題になり、参加したとされた芸人がその会の存在を認めた時点で、スポンサー的にはやはり“アウト”でしょう。

 お酒メーカーとしては、自社ブランドや自社商品のイメージもダウンしてしまいかねないわけで……そういった事情もあり、今回の騒動で一番危ない、継続するのが難しいであろう番組は『酒のツマミになる話』だと言われているんです」(前出の制作会社関係者)

 一部では番組によくアシスタントとして出演している千鳥大悟(43)を代打MCに立てれば番組を続けられるのではないかという声も出ているが――。

※画像は『人志松本の酒のツマミになる話』の公式X(ツイッター)『@cxSAKEnoTSUMAMI』より

「番組タイトルが『人志松本の酒のツマミになる話』ですからね。番組を無理やり続けたところでスポンサー離れは避けられないはず。視聴者からは《松ちゃん、が出てるなら見ます。出なくなったら見ません》といった声も多く寄せられています。やはり松本さんありきの番組ですよね。収録済みのものは放送するとのことですが、ストックがなくなったら……。

 春の改編期が迫っていますし、今から新番組を準備するのは難しい。ただ、このような事態にまで発展してしまいましたから、同じ曜日の番組で特番を組み続けて埋める、新たな特番を作って放送するなどの措置を講じて、『酒のツマミになる話』はフェードアウトしていく――ということになるのが濃厚と見られていますね……」(前同)

 事実上の“スポンサー撤退”という緊急事態を迎えた『酒のツマミになる話』。おいしく飲める日は、訪れるのだろうか――。