■“筋肉のプロフェッショナル”のブロッコリーの食べ方は?
谷川さんは、他にもトレイニーには欠かせないタンパク質などの成分がブロッコリーには含まれていると話す。
「野菜ですが100グラムあたり、5.4グラムのタンパク質が含まれています。また、男性ホルモンの働きを増強させるジインドリルメタンも豊富です。ブロッコリーは、トレーニーにとって筋肉をつけやすくする“魔法の食材”なのです」
谷川さんとブロッコリーの出会いは10年以上前、20代後半の頃だった。
「大学卒業後、ジムでトレーナーをしていたんです。その時、同じトレーニングメニューでも体が劇的に変わる人と変化がない人がいる。その差は何か? と考えたときに、食事内容の差ではないかとお客様の食生活をヒアリングするなかで気がつきました。以来、鶏胸肉やブロッコリーを積極的に食べています」
そんな、“筋肉のプロフェッショナル”の谷川さんはどの様にして、ブロッコリーを食べているのだろうか。
「僕はもっぱら、塩茹でですね。マヨネーズなどをつけると美味しく食べられるのかもしれませんが、余計な油は取りたくないので付けません。『筋肉食堂』では、定番のブロッコリーの他にアンチョビソースを添えた、『国産ブロッコリーのアンチョビソース』(680円・税込)も提供しています」
体作りをしたいという人はもちろん、そうでない方も、健康のためにビタミンCやたんぱく質の摂取は必須。2024年は、栄養価満点“新国民野菜”のブロッコリーをモリモリ食べるのが良さそうだ。
谷川俊平
大分県出身。2006年に福岡大学スポーツ科学部スポーツ科学科を卒業。卒業後に上京し、10年間パーソナルトレーナーとしてスポーツジムで働き、2015年に筋肉食堂を共同で立ち上げた。現在は都内に6店舗を構える。