■若年層の人気が絶大な永野&山田の評価も……
永野は、コア層の対象である若い世代から、絶大な支持を誇る女優である。昨年10月18日に『渋谷トレンドリサーチ』で発表された「2023年秋の最新トレンド」をテーマとした、高校生を対象としたアンケート調査では、永野は「好きな俳優(女性)」部門で1位に選ばれている。
同ランキングの2位は橋本環奈(24)、3位が同率で芦田愛菜(19)と今田美桜(26)。その顔ぶれからも、永野が若年層からいかに大人気なのかが分かるだろう。
一方の山田は、北村匠海(26)主演の大人気映画『東京リベンジャーズ』シリーズで準主人公とも言える立ち位置の龍宮寺堅(通称“ドラケン”)を演じ、人気が爆発。
山田は、前述の『渋谷トレンドリサーチ』で行なわれた「好きな俳優(男性)」部門では6位、昨年8月24日に『高校生新聞』が発表した『中高生が選ぶ「好きな俳優ランキング」』では、2位に選ばれるなど、やはり物凄い人気なのだ。
愛する人の命を助けるかわりに
— 山田裕貴 (@00_yuki_Y) January 22, 2024
あなたの五感を差し出してください
あなたならどうしますか?
過酷な奇跡を背負った人だとしたら
それを見守る人だとしたら
自分は何も知らずに助けられていたら#君が心をくれたから 第3話このあと
よる9時も10時も#月泣き @kimikoko_fujitv pic.twitter.com/KkOc4jvGle
「フジテレビも、彼らの若者人気が数字回復につながると大いに期待してキャスティングしたのは間違いない。しかし、残念ながら現在の月9『君が心をくれたから』は、永野さんと山田さんでもどうにもなっていない状況です。
ドラマ大コケの原因が、シナリオや演出だったとしても、やはり連続ドラマはメイン俳優のものという風潮が芸能界、テレビ界にはあります。『君が心をくれたから』の絶不調で起きる問題の2つ目は、永野さんと山田さんのキャリアに、傷がついてしまうかもしれない、ということですね……」(前出の制作会社関係者)
数字は深刻なものになりつつある『君が心をくれたから』だが、まだ3話が終わったばかり。序盤に暗い話を詰め込んでおいて、後半で一気に喜びや感動のある展開へ――そうしたカタルシスを感じられる作品になっていればよいが――。