ジャニー喜多川氏(享年87)の加害問題を経て、解体されることになったジャニーズ事務所。所属タレントの受け皿として新会社「STARTO ENTERTAINMENT」が新設されたが、デビュー前のタレント――ジュニア(旧『ジャニーズJr.』)はかつてない苦境を迎えている。

 ジュニアはこれまでCDデビューを夢見て頑張ってきたが、加害問題でそれどころではなくなった。代表的な例では、関西ジュニアのAぇ!groupは、2023年9月にデビューが内定していたかのような雑誌やグッズ展開もあったが、結局デビューできていない。

 次点で人気の美 少年HiHi Jets、それ以下のジュニアとなると、本当にいつデビューできるかわからず、いたずらに時間だけが過ぎていく状況が続いている。

※画像はJO1の公式X(ツイッター)『@official_jo1』より

 旧ジャニーズのジュニアたちの先が見えないなかで、同事務所への“忖度”が消滅したことで、他事務所の男性グループは今後勢いを増し、今年2024年は“デビューラッシュ”が起きる――芸能界では今、そう考えられているというのだ。

 芸能プロ関係はこう話す。

「たとえば、『ミュージックステーション』(テレビ朝日系)では、旧ジャニーズへの強い忖度があり、同事務所以外の男性グループが忖度の影響で出演できなかったのが、JO1BE:FIRSTの出演が解禁されるなど大きな変化がありましたよね。

 しかし、実はテレビ界以外でも、男性グループの扱いに変化が訪れつつある業界があるんです」