■“パクり疑惑”の背景にジャニー氏問題か

“パクり疑惑”はこれだけに留まらない。ドラマ内でありすの店を手伝うのは親友の三ツ沢和沙（前田敦子・３２）だが、地元では有名なヤンキー上がりという設定だ。類似点が多数指摘される『ウ・ヨンウ弁護士は天才肌』でも主人公の唯一の友人として、学生時代は不良で現在も髪の毛を派手にしているという女性キャラクターが登場する。

「ここまで設定が被っているのを見るに、『厨房のありす』を放送する日本テレビは“日本版の『ウ・ヨンウ弁護士は天才肌』”を作りたかったのは間違いないでしょう。Ｎｅｔｆｌｉｘで配信されたことで『ウ・ヨンウ弁護士は天才肌』は、日本でもヒットしました。

　しかし、『イカゲーム』や『梨泰院クラス』のように一般層にまで作品が届いたわけではない。そのため、大まかな設定や演出を多少拝借しても、バレないと思ったのかもしれませんね……」（前出・民放キー局関係者）

※画像は「厨房のありす」の公式Ｘ（旧ツイッター）『@alice__ntv』より

　人気韓国ドラマに“非常に似ている作品”になったのは、“ドタバタな舞台裏が関係しているのでは”という声も。

「企画の立ち上げ時は、Ｋｉｎｇ＆Ｐｒｉｎｃｅの永瀬さんの主演作品として話が進められていたとも業界内では話がされています。しかし、ジャニー喜多川氏による加害問題の影響で番組スポンサーの撤退が相次ぎました。

　この緊急事態を受けて、番組に出演する永瀬さんもキャスティングが“２番手”へと降格する甚大な余波を受けたともささやかれています。ドラマを作る日本テレビも急遽、台本や設定の変更が余儀なくされたことで、人気韓国ドラマから”いただく”ような状況になったのかもしれません……」（制作会社関係者）

『ウ・ヨンウ弁護士は天才肌』からの“パクり疑惑”が一部で話題になりつつあるという『厨房のありす』。しかし、まだ１話が終わったばかり。２話以降のオリジナル感に期待したい！