■モグライダー『ジョンソン』起用の裏事情

 前出の民放キー局関係者が続ける。

「企画段階で他のコンビの名前も挙がっていたそうです。たとえばさらば青春の光ですね。森田哲矢さん(42)と東ブクロさん(38)はかまいたち、見取り図、ニューヨークとはプライベートでもめちゃくちゃ仲が良いですからね。

 かまいたちは番組の顔として必要な存在ですし、見取り図やニューヨークとの相性を考えたらさらば青春の光のほうが良かったはずです。3組が絡めば、想定外のケミストリー、大爆笑展開が起こる可能性が高かった。にもかかわらず、モグライダーが食い込んできたのは彼らが所属する事務所への気遣いからだともっぱらです。TBSには同社との関係を取り戻したい、より太くしたいという思惑があるといいます」

※画像は森田哲矢の公式X(ツイッター)『@saraba_morita』より

 モグライダーの事務所にはウッチャンナンチャン出川哲朗(59)、ナイツ狩野英孝(41)、三四郎などの売れっ子芸人が数多く所属している。

「TBSは、ウッチャンナンチャンの内村光良さん(59)、南原清隆さん(58)との関係を太くしていきたいと考えていると聞こえてきています」(前同)

 TBSでは1996年から2003年まで『ウンナンの気分は上々。』を、2008年から2010年まで『ウンナン極限ネタバトル!ザ・イロモネア 笑わせたら100万円』と、ウッチャンナンチャンの冠番組を放送してきた。

「『イロモネア』はレギュラー放送終了後も単発特番として2017年まで放送されていましたが、特番もなくなってしまった。以降、TBSとウンナンの関係が希薄になってしまったんです。

 ウンナンの人気はいまだに高く、特に内村さんはすごい。後輩芸人からは慕われていますし、MCを務める『世界の果てまでイッテQ!』(日本テレビ系)は1週間の全局全番組のうち、最も高いコア視聴率(13歳から49歳までの個人視聴率)を取りますからね。

 ウンナンと良い関係を再構築するため、『ジョンソン』にさらば青春の光ではなくモグライダーを起用したのでは、と言われていますね。そして、ダウンタウンの松本人志さん(60)が芸能活動を休止してしまったことも、やはり大きく影響してきますよね……」(同)