1月5日、約28年にわたって所属していた大手芸能事務所「田辺エージェンシー」から2022年末で独立したことが明らかになっていた俳優の堺雅人(49)。今年7月クールに独立後初となる主演ドラマ『VIVANT(仮)』がTBS「日曜劇場」で控えている、と1月10日配信の『デイリー新潮』などで報じられていたが、その大作がいよいよ動き出しているという。

「一部報道にもありますが、堺さんの代表作である2013、2020年放送の『半沢直樹』(TBS系)の演出(ドラマにおける“監督”)のTBSの福澤克雄氏(59)と、再びタッグを組みます」(ドラマ制作会社関係者)

 堺の独立は、“事前になんの情報もなく完全な事後報告”なことで「円満」というふうには全く感じられなかったが、前出の『デイリー新潮』がこの件について、田辺エージェンシー社長で“芸能界のドン”とも称される田邊昭知氏(84)に直撃取材を行なっていた。

 田邊氏は取材に対し、「もう一緒に仕事なんてできないよ。自分でやりたいって言うのにさ」と突き放した感じで語り、さらに、

「(日曜劇場は)TBSと堺君で直接やってくれとなっていて、うちは関わっていません」

 とコメントしていたのだが、7月の日曜劇場『VIVANT(仮)』はまさにその通りで、堺が直接動いているという。

「堺さんと福澤さんは、直接話し合っていて、7月に向けていよいよ制作がスタートしたという話ですね。これまでは業界の最大手事務所が間に入ってやりとりしていたのが、これからは本当に直接に近い形でドラマ制作が進められるようですね。

 そういう意味で堺さんにとっては“始まりの作品”ですが、逆に福澤さんにとっては“終わりの作品”になる、といいます」(前同)