安藤サクラ(36)主演の日曜ドラマ『ブラッシュアップライフ』(日本テレビ系)が絶好調だ。

 平均世帯視聴率が6.3%(ビデオリサーチ調べ/関東地区)と安定しているうえ、見逃し配信「TVer」のお気に入り登録数が、今期放送の話題作を抑えて首位を獲得。その理由は、視聴者の考察を盛り上げる、小ネタと伏線にあるようだ。

 同ドラマは、お笑い芸人のバカリズム(47)がオリジナル脚本を手掛ける、地元系タイムリープ・ヒューマンコメディ。クルマに轢かれて事故死した独身女性・近藤麻美(安藤サクラ)が、徳を積んで人間に生まれ変わるため、平凡な人生をやり直すというもの。

 2月5日放送の第5話では、人生3周目の麻美は日本テレビに入社して5年で、ドラマ『家売るオンナ』の制作スタッフとして奮闘中。仕事に追われる中、徳を積まないと来世も人間に生まれ変われない麻美は、2周目で助けた祖父と友人・玲奈(黒木華/32)のことを思い出す。

 服用薬の間違いを正さないと祖父は死んでしまうし、玲奈と前世の薬剤師時代の同僚・宮岡(野間口徹/49)との不倫を阻止しなければいけないのだが、3周目の麻美は薬剤師ではないため、言動のつじつまが合わない。麻美は仕事の合間をぬって地元へ向かい、2周目以上に悪戦苦闘して……という展開。

 第1話から仕込まれた伏線がものすごい数で、これらをヒントに次の展開を予想する人が多い。それもあってリアルタイムで視聴しながらツイッターで実況し、さらに、話題になった小ネタを確認するため、見逃し配信で再視聴する人も多いようだ。