■インスタライブで告発したマリエ

 モデルでタレントのマリエ(36)がインスタグラムの生配信で、島田紳助氏(67)と出川哲朗(59)を告発したことも記憶に新しい。

 2021年4月、マリエはインスタライブ配信を行なって18歳当時、紳助氏に枕営業を強要されたと告白。さらに、その場には出川らも同席しており、「いいじゃん、マリエちゃんやりなよ」と煽っていたとも暴露した。

 ライブ配信では「出川さんが普通にテレビに出てるのが信じられない。出川さんが何食わぬ顔で企業のCMに出ているのが本当に許せない」と、マリエは出川を名指しで批判してもいた。

※画像はマリエの公式インスタグラム『@pascalmariedesmarais_pmd』より

 これを受け出川の所属事務所は、公式サイトに社長名義の声明を発表。《先日SNSの生配信で女性タレントが発言された内容について出川本人に確認したところ、番組の収録後の打ち上げで出演者、事務所関係者、番組スタッフなど大勢がいる場では同席したことが一度ありましたが、プライベートで食事に行ったことは一度もなく、お騒がせしているような事実はないと申しております》と疑惑を完全否定した。

「スポーツ紙や週刊誌のネタにされることをいとわない出川さんサイドがこれほど真面目に反論するというのは珍しいことでした。当時、出川さんは本当に怒っていたと言われていましたね。マリエさんの発言で出川さんの好感度が急落し、テレビから消えるのではないかともささやかれましたが、今も変わらず第一線で活躍を続けています。

 今や週刊誌のみならずネット上にも“文春的”な情報発信を行なうインフルエンサーがたくさんいて、とんでもないフォロワー数を誇るアカウントもあるほど。告発者から“証拠”となる画像や音声が提供され、ネット上で断罪されてしまうことが起きていますよね。そしてそれがまた、SNSによって爆発的に広がっていく……。今後もこういった動きは増えていくことになるでしょうね」(前同)

 誰もが発信できるようになったSNS社会だからこその現象。“一億総告発社会”に突入してしまったのかもしれない――。