２月４日、中居正広（５１）と嵐・二宮和也（４０）による新番組『だれかｔｏなかい』（フジテレビ系）の初回が放送された。

　同番組はダウンタウン・松本人志（６０）と中居の『まつもｔｏなかい』としてスタートしたが、松本が『週刊文春』（文藝春秋）の女性スキャンダル報道に対する裁判に注力するため、１月８日に芸能活動を休止。それを受けて『だれかｔｏなかい』にリニューアルされた。

※画像は『だれかｔｏなかい』の公式Ｘ（旧ツイッター）『@darekato_nakai』より

　新体制は二宮のスター性もあって好評だが、それが思わぬところに影響を与えていて――。

「フジテレビで『だれかｔｏなかい』が放送されている日曜午後９時といえば、ＴＢＳでは連続ドラマのトップランナーである『日曜劇場』の枠。この１月クールは、西島秀俊さん（５２）主演の『さよならマエストロ～父と私のアパッシオナート～』が放送中です。同枠は各局のドラマ枠で最も数字が取れる最強の枠と言われてきましたが、今後は『だれかｔｏなかい』が強烈なライバルになりそうなんですよ」（制作会社関係者）

『だれかｔｏなかい』の初回は現在、テレビ界が最重要視している１３～４９歳のコア視聴率が６.５％と非常に高い数値を叩き出している（関東地区／ビデオリサーチ調べ）。

　一方、同時間帯に放送された『さよならマエストロ』の第４話は、コア３.２％。第１話（１月１４日放送）のコア４.５％から大きく数字を落としているが、これは多分に二宮が参戦した『だれかｔｏなかい』の影響を受けてのことだと考えられる。

「日曜劇場は昨年７月クールに社会現象を巻き起こした堺雅人さん（５０）主演の『ＶＩＶＡＮＴ』の最終回が、コア視聴率１０.１％というとんでもない数字を叩き出しましたが、実は『ＶＩＶＡＮＴ』以降、勢いを失っています。

　昨年１０月クールの鈴木亮平さん（４０）主演の『下剋上球児』は、王道の青春ドラマを求めていた視聴者にとって“サスペンス要素”が不評だった。特に、終盤に失速してしまいましたね。

　このまま『さよならマエストロ』が数字が落ち続けていくと、天下の日曜劇場が２クール連続で低調な結果に終わってしまうんですよ……」（前同）