■『リバーサルオーケストラ』との“被り”が指摘され……

『さよならマエストロ』は天才マエストロの父(西島)と、市役所勤めのバイオリニストの娘(芦田愛菜/19)が廃団寸前の市民オーケストラ楽団に参加することになり、楽団が再生していく――という物語。西島と芦田が親子役で共演することでも注目を集めていた。

※画像は『さよならマエストロ~父と私のアパッシオナート~』の公式X(旧ツイッター)『@maestro_tbs』より

 しかし、第1話が始まると、門脇麦(31)主演、田中圭(39)が相手役の連続ドラマ『リバーサルオーケストラ』(日本テレビ系/23年1月クール)との設定被りが指摘され、少々ケチがつくことに。

 2月4日の第4話でも、「出前オーケストラ」をしたレストランが、『リバーサルオーケストラ』にも登場した東京都福生市にある国登録有形文化財の『石川酒造』だったことが“『リバーサルオーケストラ』とロケ地被り”と話題になってしまった。

“被り問題”が指摘され、さらには二宮参戦の『だれかtoなかい』に圧倒されることになった『さよならマエストロ』だが、一方で復権の兆しも見せていて――。

「第4話では主人公の俊平(西島)と5年前から別居している妻・志帆(石田ゆり子/54)、俊平が協力している楽団のファゴット奏者・古谷悟史(玉山鉄二/43)の何とも言えない三角関係が描かれましたが、西島さんや玉山さん――“おじさん俳優”たちの演技が絶妙で、大好評だったんです」(前出の制作会社関係者)

 1年前、悟史は志帆が既婚者とは知らずプロポーズしてしまい、断られるも諦めきれない状況が続いていた。

 そして現在。5年ぶりに再会して俊平に離婚を切り出した志帆は「プロポーズされた(から離婚する)」と言い出し、しかも、その相手が楽団の誰かという疑惑にまでたどり着いてしまう。