「土曜ゴールデン帯の視聴率争いに“異変”が生じつつあります。これまで絶対王者として君臨していた日本テレビに、フジテレビが風穴を開けようとしているんです」(制作会社関係者)

 土曜のゴールデン帯、日本テレビでは19時から相葉雅紀(40)がMCを務める『嗚呼!!みんなの動物園』、20時からは堺正章(76)とくりぃむしちゅーがMCを務める『世界一受けたい授業』、21時からは櫻井翔(41)がMCを務める『全国ご当地ニュースバラエティー SHOWチャンネル(旧・1億3000万人のSHOWチャンネル)』を放送している。

「いずれの番組も世帯視聴率、テレビ各局が最重要視している13~49歳のコア視聴率は安定しており、他局を圧倒。今も固い布陣ではあるんですが、ここに風穴を開けるような番組があるんです。それがフジの『芸能人が本気で考えた!ドッキリGP』。同番組は結構なコア視聴率を取るんですよ」(前同)

 1月21日放送の『ドッキリGP 2時間SP』のコア視聴率は5.1%(すべてビデオリサーチ調べ、関東地区)だった。同時間帯、日本テレビでは『世界一受けたい授業 2時間SP』が放送されていたが、コアは3.5%にとどまっている。

「本来は19時からの1時間番組ですが、最近の『ドッキリGP』は、2時間SPで放送することが多いんです。そういったときにも『世界一受けたい授業』を超える日が少なくない。ここには日テレサイドの問題もあるようです。

 嵐の相葉さんと櫻井さんの番組の間に『世界一受けたい授業』が挟まれていること、“嵐の分断”によって若い層の視聴者が離れてしまうという指摘がありますが、『世界一受けたい授業』は老舗番組で、むやみに枠を動かせないそうなんです」(同)