■『世界一受けたい授業』は出演者&スタッフが“権威化”……

『世界一受けたい授業』は約20年続いていることもあり、マンネリ化がたびたび指摘されている。また、今後の伸びしろや“未来”に関してはさすがに見えず、そしてついには『ドッキリGP』にも数字で負けてしまう状態に陥ってしまっているようだ。

「日テレとしては、2008年のリーマンショック前に始まった番組を、本音では終わらせたいんです。マンネリに加えて制作費の基準も高いですからね。ただ、『世界一受けたい授業』は長寿番組となり、出演者もスタッフも“権威化”してしまっている。ただ、壊滅的というほどは数字が悪いわけではないですから、とても“打ち切り”なんて言い出せない雰囲気だそうです。特に、堺さんは大御所中の大御所ですからね。

 一方の『ドッキリGP』には“ヤラセだろ”といった指摘もありますが、なんだかんだ言って子どもはわかりやすいドッキリが大好き。土曜の夜は家族でテレビを見るという家庭も多いですが、“子どもが見たいならそれを見る”と、フジテレビにチャンネルを合わせているんでしょう。

 その『ドッキリGP』の人気をけん引しているのがSexy Zone菊池風磨さん(27)ですよね。ジャニーズタレントにもかかわらず、出し惜しみせずに脱ぎ、ことごとく笑いをさらっていきますからね」(前出の制作会社関係者)

■菊池風磨の「許せない!」が『ドッキリGP』の人気をけん引

『ドッキリGP』では、ドッキリを仕掛けられた菊池が一糸まとわぬ姿になった末、「許せない!」と決めゼリフを放つ――という一連の流れがお約束になっている。

 2020年1月の番組では、菊池がシャワーを浴びている最中にお化けが出てくるドッキリを仕掛けられ、一糸まとわぬ姿のままシャワールームを脱出。「許せない!」と叫び、スタジオの笑いを誘った。

 同年8月の番組でも、水に溶ける水着を着させられ、全裸になってしまうドッキリを仕掛けられて「出ちゃってるよ!」と見事なリアクションを見せてくれた。

 2021年8月には、水をかけると消える特殊な着物を身に着けた菊池が「冷水をかけまくり、心身を鍛錬する祭り」という設定のニセロケを敢行。

「儀式の最中、目を開けないように」と指示された菊池へ次々に水がかけられると、白装束の着物は跡形もなく消滅。儀式終了後、目を開けた菊池は「ちょっ、出ちゃっ……!」とパニックに陥り、頭を抱えて自身の下半身をしばらく眺めたのち、何かを察したのか再び「許せない!」という名言が飛び出した。

 2022年3月には『ドッキリGP』プレゼンツの“初単独冠番組”『菊池風磨の許せないTV』が放送され、番組冒頭から最後までローションまみれにされ、菊池は「許せない!」を連発し、番組を盛り上げた。

※画像は『芸能人が本気で考えた!ドッキリGP』の公式ツイッター『@dokkirigp_cx』より