■ドラマ版の「高クオリティ」が劇場版でも求められている

『ルーヴルへ行く』の予告ナレーションの声は明かされていないが、櫻井とも、彼によく似た声質でアニメ版『岸辺露伴は動かない』に橋本陽馬役で出演歴もある内山昂輝(32)とも、どちらにも聞こえる。

 そのため騒動を知るファンからは、

《ナレーション櫻井さ、ん?でもなんか…って思ったらやっぱ違うのかー 岸辺露伴は動かない関連ぐらいは櫻井さんを残しておくれよ…その声に罪はないじゃん…》
《映画化特報のナレーション、明言されてないけど聞いた感じ櫻井さん(岸辺露伴)じゃなくて内山さん(橋本陽馬)っぽいね》
《岸辺露伴の映画化は良いのだけど櫻井孝宏降板とか流石にダメだろ・・・傷害や殺人とか凶悪犯罪どころか刑事事件ですらない色事スキャンダルだぞ・・・》

 といった声がSNSに寄せられている。さらに、

「また、これはドラマ版のクオリティの高さゆえに起きている不安なんですが、“字幕問題”も話題となっています。

 それというのも、『岸辺露伴は動かない』の原作は“○○じゃあないか”“話が分かるゥ~ッ!”“○○だと思っていたのかァーッ!”といった個性的なセリフ回しが特徴の作品。ドラマ版では役者の演技で再現していただけでなく、字幕機能をオンにすると、字幕も原作の節回しを完全再現していたのが“スタッフの愛を感じる”と人気だったんです」(前出の女性誌ライター)

 近年はバリアフリーへの配慮で字幕ありの映画も珍しくはないが、そこまで数が多いわけではない。そのため、

《岸辺露伴は動かないドラマは字幕の再現度の高さも好きなポイントなので、映画も字幕付きバージョンを作ってほしい》
《あっ…そういえば岸辺露伴のドラマはいつも字幕ありで観てたけど劇場版だと字幕無いよな…日本語だし…字幕ありの上映とかしてくれないかな…》
《岸辺露伴は動かない映画化の唯一の欠点はこのジョジョ仕様の凝った字幕が見られないことだよなあそこは本当に残念このドラマは字幕込みで楽しめるのに》

 といった不安の声も上がっているのだ。

 高橋と飯豊の熱愛話以上に作品のファンから注目されている2つの要素。果たしてどのような着地点になるだろうか――。