■惹きつける理由はインスタ映え
『PIE mania(パイマニア)』を運営しているのは、パンや洋菓子の製造・販売で知られる老舗ベーカリー『神戸屋』。直営店やレストランなどの事業も展開する同社が、こだわりのアップルパイのみに絞った専門店を満を持してオープンしたのだ。その点からも市場でアップルパイ人気が高まっていることがうかがえる。
「焼きたて×こだわり素材」をコンセプトにした『PIE mania』では、パイ生地にフランス産小麦と発酵バターを使用し、国産ふじりんごをたっぷり使ったこだわりのアップルパイを提供。
「看板商品は、りんごとカスタードクリームを包んだ王冠のようなアップルカップに、シナモンが香るりんごがのった『りんごリンゴ』(税込・490円)。大きさは手のひらサイズと小ぶりながら、持つとずっしりとした重量感がある。りんごは甘すぎず、パイ生地がサクサクとした食感で軽めなので、ついついもう1個……と手が伸びてしまいます」(前出の太田氏)
そんな『PIE mania』のアップルパイは味だけでなく、見た目にも特徴がある。「ゴロゴロ入ったりんごが生地の上にのっていて、とにかく“映える”。見た目の可愛さもお客さんを惹きつける理由でしょうね」(前同)