■第5話で流れが変わった

 一方で、第5話は友人のトランペット奏者・森大輝(宮沢氷魚/29)と世間話をするシーンや、推しの落語家・柳亭小痴楽(35/本人役)との遭遇シーン、わだかまりが解けた俊平に見せる表情と、芦田の笑顔が出始めた回でもあった。

 視聴者が心待ちにしていた、国民的女優・芦田愛菜の笑顔――。

《今回はたくさん笑う芦田愛菜さんのハッピーな笑顔を見れて本当に良かった》
《やっと“響”芦田愛菜ちゃんの可愛い笑顔が見れてよかった はたして家族はもとの形を取り戻すことができるのかこの先の展開がますます楽しみになってきた》
《小痴楽師匠役の小痴楽師匠が来ると知って喜ぶ響……芦田愛菜プロ、このドラマで初めて笑顔を見せたような》

“待ってました!”と言わんばかりに、芦田の笑顔に対する歓喜の声が多く寄せられているのだ。

※画像は『さよならマエストロ~父と私のアパッシオナート~』の公式X(旧ツイッター)『@maestro_tbs』より

「視聴者が不満の声を上げていた“芦田愛菜の不機嫌”が、いよいよ改善の兆しを見せてきたと。さらに、オーケストラ要素が好きな視聴者にとって、必要ない感もあった親子の確執も第5話で本格的に雪解け。今後、中盤からラストにかけて、芦田さんの笑顔はより増えることになっていくのではないでしょうか。

 また、本作は西島さんの単独主演ドラマですが、芦田さんはダブル主演級に出番も見せ場も多く、バイオリンの演奏シーンも構え方や指使いが非常にリアルだと好評です。彼女のバイオリンが今後、ストーリーに大きく関与してくるのかもしれません。

 そして、芦田さん演じる響が、何かを成し遂げたときに見せる笑顔がやはり重要ですよね。国民的子役から国民的女優に成長した彼女の笑顔がいかに重要だったか、視聴者が求めていたか、それを感じさせる数字の動きだったと言えそうです」(前出の制作会社関係者)

 国民的女優・芦田の笑顔が、「日曜劇場」の数字上昇のカギを握っているようだ。