■韓流ファッションはハリウッドにも進出中
この流れは、エンターテインメントの本場ハリウッドにも上陸。先の1月に開催された第81回ゴールデングローブ賞の授賞式では、レオナルド・ディカプリオ(49)が主演した『アビエイター』(04年)などへの出演でも知られるケイト・ベッキンセイル(50)がポニーテールに小さなリボンを散りばめた姿で登壇し、注目された。
「『ELLE』『WWD』など英米のファッション誌でも24年に流行するヘッドアクセサリーとして“リボンに注目!”という記事を打ち出しており、注目度はかなり高そうです」(前出の太田氏)
また、ヘッドアクセ以外でも「リボン人気」は拡大しそうだという。
「襟のデザインがリボンだったり、スニーカー紐の代わりにリボンを使ったりと、カジュアルに取り入れられるリボンスタイルも増えていますね。また韓国では、リボンモチーフの手編みニット帽やバッグも人気です。モデルやインフルエンサーが発信していることから、こうした『リボン×ハンドメイド』にもトレンドの兆しが出てきているようなので、日本でも広がるかもしれません」(前同)
韓国のトレンドが日本に伝播する現象は、ファッション業界にとどまらない。メイク業界で現在、Z世代を中心に注目されている、「韓国JKメイク」の呼び名でも知られる「無彩色メイク」も、その一つだ。
「無彩色メイクは、ラメやグリッターといったキラキラしたアイテムは使わず、くすみピンクやグレーなど彩度の低いものでマットに仕上げるメイクのこと。TWICEのダヒョン(25)やIVEのウォニョン(19)が韓国で流行に火をつけました。韓国の女子高生がやっているようなメイクということで『韓国JKメイク』とも呼ばれていて、肌の自然な美しさを引き出すことを第一としているのが特徴です」(同)