■「原作ありの日テレドラマ」は今まで以上に厳しく見られることに

『セクシー田中さん』の問題を受け、日本テレビでは現場と原作者側の意思疎通が入念に行なわれているかの確認作業が開始され、『花咲舞が黙ってない』についても同様に行なわれたとも報じられている。

 しかし、『花咲舞が黙ってない』の新シリーズ制作の発表に対して、

《自分が池井戸潤原作のドラマを見るきっかけになった作品。まあ、楽しんで見ることにしよう…あの日テレのドラマだけどね》
《原作のエピソードは使い尽くしてるだろうに、大丈夫か? 原作軽視で駄作を製作しがちな日テレだけに心配。美桜ちゃんに傷を付けないでくれよ》

 といった懸念、心配の声もSNSには上がっている。

「大ヒットメーカーの池井戸さんの作品なのでより慎重に制作されるはずですが、今は視聴者側のハードルが上がってしまっていますよね。前作と比較されたり、粗探しをされたり……“日テレの原作ものドラマ”というだけで、非常に厳しい目で見られてしまいます。

 そして、今田さんにはもう1つの懸念も言われています。杏さんが演じた花咲舞を再び演じるというのもプレッシャーでしょうからね。杏さんは、NHK大河ドラマ平清盛』に出演し、連続テレビ小説『ごちそうさん』ではヒロインを演じ、父親はハリウッドでも活躍する渡辺謙さん(64)。そんな国民的女優が演じた役柄ですからね。

 それに杏さんはクールビューティーといったルックス、雰囲気を持っていますから、ズバッと事件を解決する花咲舞が激ハマりしていた。バシッと言う姿が様になっていましたよね。一方で今田さんは圧倒的に可愛らしいルックスで雰囲気も優しい。ドラマファンからはその点を懸念する声も出ています」(前出の制作会社関係者)

※画像は杏の公式インスタグラム『@annewatanabe_official』より

 X(旧ツイッター)には、

《花咲舞は本当に黙っていなさそうな杏だったから良かったんであって今田美桜は違うと思うなー》《今田美桜ちゃん好きだけど大丈夫だろうか? 杏ちゃんの代わりが務まるのか不安ですね》

 という意見も寄せられている。

「それでも今田さんは俳優としてしっかりと実績を残してきましたからね。2020年版の『半沢直樹』にも主要キャストとして出演していて、池井戸作品の経験もある。そこも、今回の新『花咲舞』の主演を務めることになった要因ではないでしょうか。

 2025年前期のNHK連続テレビ小説『あんぱん』のヒロインにも抜擢されましたが、このときは3365人の中から満場一致でオーディションを突破しています。4月からスタートする『花咲舞が黙ってない』では、今田さんなりの新たな花咲舞を見せてくれるのではないでしょうか」(前同)

 今田はプレッシャーを乗り越え、新たな『花咲舞が黙ってない』をヒットに導くことができるのだろうか。