吉高由里子(35)主演のNHK大河ドラマ『光る君へ』の第7回「おかしきことこそ」が2月18日に放送される。平均世帯視聴率は初回の12.7%(すべてビデオリサーチ調べ/関東地区)から下がり続け、第6回は11.0と10%台も目の前の本作。しかし、そんな数字をよそに、今までにない大河ドラマの道を切り開きつつある。
千年の時を超えて読み継がれる長編小説『源氏物語』を生み出した、平安時代の女流作家・紫式部(吉高)の生涯を、のちの最高権力者となる藤原道長(柄本佑/37)との恋愛模様を織り交ぜながら描く『光る君へ』。脚本の大石静氏は「セックス&バイオレンスを描きたい」と明言していたが、第6話の展開でその方向性がはっきり見えてきた。
第6回の内容は、まひろは道長と距離を取るため、右大臣家・藤原氏のライバルである左大臣家・宇多源氏の間者を続けることを決断する。一方、道長は次兄・道兼(玉置玲央/38)の口から、まひろの母の事件をもみ消したのが、父・兼家(段田安則/67)であることを知り、一家が背負う闇の深さに戦りつを受ける。
そんな中、宮中で勢いを増す藤原義懐(高橋光臣/41)一派に対抗するため、道長の長兄・道隆(井浦新/49)は若い貴族たちを招いて漢詩の会を催すことに。会の当日、まひろは父・為時(岸谷五朗/59)の手伝いで参加し、清原元輔の娘・ききょう(ファーストサマーウイカ/33)、のちの清少納言と顔を合わせ……という展開。
視聴者のX(ツイッター)上の反響は、《漢詩がイケメンのボイス付きラブコールになり、詮子さまの覚醒で女の復讐劇が始まり、倫子さまが優しいほどこれからの展開が怖くなり、ファーストサマーウイカ清少納言の陽キャビームを浴びたところで、道長のド級ラブレターで追撃された。全方面が面白い大河ドラマだ》など、不調な視聴率に反して称賛の声が相次いでいた。