お笑いコンビ・ダウンタウン松本人志(60)が、2015年に一般女性に関係を強要したと『週刊文春』(文藝春秋)に報じられたことで名誉を毀損されたとして、同誌を発行する文藝春秋に損害賠償などを求めた訴訟で、第1回口頭弁論が3月28日に東京地裁で開かれることが明らかになった。

 23年12月27日発売の『週刊文春』が、15年に都内の高級ホテルのスイートルームで行なわれた飲み会で、松本から大人の関係を強要されたと複数の女性が告発していると報道。

 松本は疑惑を完全に否定し、1月8日に裁判に注力するため芸能活動を休止。同月22日、文藝春秋に対し、名誉毀損による損害賠償と謝罪広告の掲載などを求め、東京地裁に提訴したと、同日、所属する吉本興業を通じて発表。松本個人による提訴となり、損害賠償請求額は約5億5000万円になる。

 ダウンタウン、松本が出演する各局のテレビ番組は緊急の対応を取っており、中居正広(51)と松本の冠番組『まつもtoなかい』は『だれかtoなかい』に改題し、代打MCに二宮和也(40)を起用。『人志松本の酒のツマミになる話』は番組名を『酒のツマミになる話』(ともにフジテレビ系)に変更。松本の席には、以前より番組を盛り上げてきた千鳥大悟(43)が座ることになった。

※画像は『酒のツマミになる話』の公式X(ツイッター)『@cxSAKEnoTSUMAMI』より

 民放キー局社会部記者が話す。

「具体的な日程が出て、今後は裁判の行方に注目が集まっていくことになるでしょう。そして、文春は昨年末からいくつもの松本さんの疑惑を報じていますが、整理すると、松本さんは昨年12月27日発売の最初の『週刊文春』の報道内容について訴えているんです。

 ですので、つまり裁判のカギを握るのは松本さんと最初の告発者であるA子さん、そして問題の飲み会で女性をアテンドしていたとされるスピードワゴン小沢一敬さん(50)ということになります」