■“ホンモノ”しか出られない映画に抜擢された
前出の制作会社関係者は続ける。
「長尾さんは、大河と同じNHKドラマである『岸辺露伴は動かない』の5月26日公開の劇場版『岸辺露伴 ルーヴルへ行く』で、主人公の露伴(高橋一生/42)の青年時代役での起用が発表されています。
『岸辺露伴は動かない』はスタッフや役者陣の評価が非常に高く、ファンからも信頼されているので、そういう意味でも長尾さんの評価の高さがうかがえます」
『岸辺露伴は動かない』は、荒木飛呂彦氏による大人気漫画『ジョジョの奇妙な冒険』(集英社)のスピンオフ作品が原作。
実写化発表時はクオリティを不安視する声もあったが、主演の高橋やゲストキャラの森山未來(38)、果ては子役も抜群の演技力で完璧に世界観を再現していたこと、スタッフや脚本家たちが原作を非常にリスペクトしていることが強く伝わってくる作風だったため、大人気作品となっている。
「原作のファンから非常に信頼があるスタッフ陣が手掛ける劇場作品のため、長尾さんの起用が発表された際も、“純粋に実力で選ばれたんだろうな”と反感を抱かれることなく、受け入れられていたんです。同作は、間違いなく本当に演技力がないと出られない作品ですからね。
今回、『どうする家康』に起用されたのは、“ジャニーズタレントで、かつジュリー社長の推しだったから”ということがあったかもしれませんが、長尾さんなら想像以上にやってくれるのでは――そうした大きな期待感はありまよすね」(前同)
『どうする家康』が、“役者・長尾謙杜”の飛躍の作品となるのかも。