※以下、『君が心をくれたから』第7話までのネタバレを含みます。

 まだまだ悲劇は終わらなかった――。

 2月19日、永野芽郁(24)が主演の連続ドラマ『君が心をくれたから』(フジテレビ系)の第7話が放送された。

『君ここ』は、主人公の逢原雨(永野)が高校時代の先輩・朝野太陽(山田裕貴/33)の命を助けるため、“奇跡”を願うことで始まるファンタジックラブストーリー。雨は奇跡の代償として“五感”を差し出しており、第7話で触覚を喪失。さらに、34日後には視覚を失くすことが、ラストで明らかに――という展開が描かれた。

 第7話の世帯視聴率は5.1%で、同作の最低視聴率を更新している(関東地区/ビデオリサーチ調べ)。

※画像は『君が心をくれたから』の公式X(旧ツイッター)『@kimikoko_fujitv』より

「これまで太陽は雨のことを“五感を失う病気”だと思っていましたが、ついに真実を知りました。自分のせいで雨が苦しんでいるのを知った太陽は泣き崩れたうえ、病院の屋上から飛び降りようとするなど、悲劇的な展開は底を打つ様子はありません。第7話なのでもう終盤に向かうところ。さすがに話は好転していくのかなと思っていましたが、それはあっさりと裏切られましたね。

 次回予告では、太陽が雨にプロポーズを決意する一方で、雨が、事情を知った妹・春陽(出口夏希/22)から“おにいの前からいなくなってください”と泣きながら懇願されるシーンもあって……春陽も雨のことを姉のように好いていますが、兄の太陽が夢を諦めることが耐えられないのでしょうが、重い展開はまだまだ続きそうです」(テレビ誌編集者)

 花火師を目指す太陽は、雨が視力を失う直前に行なわれる『桜まつり』の打ち上げ花火を完成させ、花火を見せることを約束。それを最後に花火師の道を諦めて、在宅ワークを探すなど、雨に人生を捧げようとする――第8話はそんなエピソードになりそうだ。

 その一方で、第7話ではこれまでは雨にしか見えていなかった“あの世からの案内人”の2人の存在を、太陽も知ることになった。

 案内人は日下(斎藤工/42)と千秋(松本若菜/39)。千秋は、雨が太陽のために五感を失うことを悲しんでいるという描写が多い。