2019年6月に発覚し、芸能界を揺るがした「闇営業」騒動。雨上がり決死隊宮迫博之ロンドンブーツ1号2号田村亮ら多くの芸人の名前が挙がり、大きな問題へと発展した。芸能界内外に膨大な人脈を誇っていた“友達5000人芸人”カラテカ入江慎也は、この渦の中心にいたことで事務所との契約を解除され、芸能界を離れることになった。騒動から3年10か月が経ち、現在は清掃会社の経営者となった入江がいま語る「人間の真実の姿」とはーー。
【第1回/全4回】

 2019年6月に事務所から契約解除されて以来、芸能界を離れる事となった入江さん。お笑いコンビ・カラテカの相方、矢部太郎さん(45)から返ってきたのは、意外な反応だった――。

――当時の所属事務所・吉本興業から契約を解除されたわけですが、相方の矢部さんからの反応はどのようなものでしたか?

 相方は一滴もお酒が飲めないんですけど、その日に「飲みに行こうか」って初めて誘われて、実際に飲みに行きました。でも矢部はやっぱり一滴も飲んでなかったです(笑)。

 現在も近況報告していますが、僕は矢部の近況を聞かないので、自分の話を一方的にしているんですけどね。

――矢部さん以外の周囲の方からかけられた言葉で、印象的だったものはありますか?

 村上ショージさん(67)にはご飯に連れて行っていただいて。「偉いな、インスタ見てるで。人間死ぬ時やぞ。死ぬ時、笑ってたらそれでええねん」っておっしゃっていただきました。僕が死ぬ時に仲間が居て、笑っていられたら良いのかなと思い、すごく励まされました。