■「俺達のときもそのシステムがあったらな」
三宅は今回、思わぬ衝撃的なM部マネジャーの過去の話を披露したわけだが、旧ジャニーズのマネジャーと、競合相手のTOBEに移籍したマネジャーが仲良くしていると公言するのは、少し前には考えられない話だった。
「今回のSTARTO社のマネジャー・M部氏に会った話、彼にまつわるトークも、しゃべっても全く問題にならないから三宅さんは開けっ広げに語ったわけですよね。ジャニーズ事務所が消滅し、SMILE-UP.となり、今後、マネジメントはSTARTO社に移行していくなかで、同社がかなりオープンになりつつある。三宅さんの“平和な世界”の写真は、その象徴かもしれませんね」(前出の女性誌編集者)
旧ジャニーズの変化――かつて旧ジャニーズタレントの退所は、同時にグループの脱退を意味していた。しかし、STARTO社の代表取締役CEOに就任した福田淳氏(58)の方針もあり、その“かつての常識”は変わりつつある。
2023年10月には嵐・二宮和也(40)、今年2月22日にはKinKi Kidsの堂本剛(44)が独立を発表したが、2人とも独立後もグループ活動は継続することが明らかになっている。
「三宅さんが、誰もが見られるYouTubeの生配信でおおっぴらにSTARTO社の話をしたことからも分かるように、少なくとも現場レベルでは、もはや垣根はないのでしょう。タレント同士も、辞めジャニと現役旧ジャニーズのタレントが垣根なく共演できる今後を感じさせますよね」(前同)
実際、2月23日、ビルボードライブ東京で行なわれたKAT-TUNの亀梨和也(38)のソロライブには、2020年10月末にジャニーズ事務所を退所した山下智久(38)が参加。2005年に2人が「修二と彰」として発売した『青春アミーゴ』を歌い上げた。
明るい今後が見えてくる一方で、こんな声も――。
「今回の生配信で三宅さんはキンキの活動継続に触れて、“俺達のときもそのシステムがあったらなー”と、森田剛さん(45)の退所をきっかけに、V6が21年11月1日で解散した件に触れていました。
この“システム”発言の部分がX(旧ツイッター)で拡散されたことで、特にKing&PrinceとNumber_iのファンが複雑な心境を抱いているようです」(同)
King&Princeは平野紫耀(27)、岸優太(28)、神宮寺勇太(26)、高橋海人(24)、永瀬廉(25)の5人体制だったが、事務所の方針と自身たちの目指す方向の不一致により平野、岸、神宮寺が23年5月に脱退し、事務所からも退所(岸のみ9月退所)。その後独立し、3人はTOBEでNumber_iを結成した。
5人は現在もグループLINEを残していることを明らかにしているなど、脱退後も関係性は良好。それだけに再集結を願うファンも多い。